相撲雑学

大相撲大阪場所2025!日程・番付・チケットから見どころまで大特集

大阪場所といえば、僕が思い出すのは『イワシのつみれ』です。毎年、大阪に行くと部屋の後援会の方が大量のイワシを差し入れてくれていました。つみれを作るのは一苦労でしたが、その分とてもおいしかったのを思い出します。

こんにちは!元力士のしんざぶろうです。

いよいよ2025年の大相撲大阪場所が近づいてきましたね!毎年、熱い戦いが繰り広げられるこの春場所。大阪ならではの雰囲気や、地元力士の活躍、新横綱・豊昇龍の挑戦など、今年も見どころが満載です。

この記事では、大阪場所の日程やチケット情報、大阪場所の見どころまで詳しくご紹介します。相撲ファンなら必見の内容になっていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

大阪場所かぁ♪ 私はまだ大阪に行ったことがないから、一度は観戦してみたいなぁ。せっかくだから、お好み焼きとかたこ焼きとか、大阪グルメも一緒に楽しみたい!

この記事を読んでわかること
  • 2025年大阪場所の日程や会場、1日のスケジュール
  • チケットの購入方法と相撲案内所の特典
  • エディオンアリーナ大阪のアクセスと観戦の楽しみ方
  • 大阪場所ならではの特徴(荒れる春場所・就職場所)
  • 新横綱・豊昇龍の昇進背景と大阪場所での注目ポイント

ちなみに、大阪場所以外の開催地や特徴について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。年間6場所の違いや、それぞれの魅力を詳しく解説しています。

本場所の満員御礼の画像
大相撲の6場所とは?歴史・開催地一覧・力士の偉業まで徹底解説!大相撲の6場所制は、力士の技量を評価する重要な公式戦であり、全国各地で相撲文化を楽しむ場でもあります。本記事では、元力士の視点から6場所制の仕組みやその歴史、名誉ある記録の達成者、さらに力士やファンに与える影響について詳しく解説します。...
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2025年大相撲大阪場所の日程

エディオンアリーナ大阪の画像エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)

まず、2025年の大相撲大阪場所の日程をご紹介します。

2025年の大阪場所は、3月9日(日)~3月23日(日)まで、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催されます。

三月のカレンダー

本場所では、15日間にわたる熱戦が繰り広げられ、特に初日と千秋楽は毎年多くの観客で賑わいます。当日の取り組みは8:35頃から序の口が始まり、午後には幕内力士たちの白熱した試合が展開されます。

そして、本場所での観戦は、テレビでは伝わりきらない力士たちの迫力や土俵上の緊張感を肌で感じられるのが醍醐味ですよね。

また、幕内力士の取り組みはもちろんですが、テレビではあまり映ることのない幕下以下の力士たちの戦いにも注目してみるのもおすすめです。彼らの取組はスピーディーで荒々しく、将来の関取候補の活躍をいち早くチェックする楽しみもあります。

では、そんな本場所の一日はどのような流れになっているのでしょうか? 本場所の一日のスケジュールを下記で詳しく見ていきましょう。

本場所一日の流れ

・8:00頃~寄せ太鼓、開場
・8:25頃~前相撲(2日目より)
・8:35頃~序の口取組
・10:00頃~序二段取組
・11:00頃~三段目取組
・12:00頃~十両力士の支度部屋入り
・12:50頃~新序出世披露(中日:8日目に行う)
・13:00頃~幕下取組
・14:00頃~幕内力士の支度部屋入り
・14:15頃~十両土俵入り(初日は14:05頃)
・14:35頃~十両取組
・15:40頃~幕内土俵入り
・15:55頃~横綱土俵入り
・16:10頃~幕内取組
・17:50頃~結びの一番
・17:55頃~弓取式
・18:00頃~打ち出し(はね太鼓)

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

関取の会場入りを待つファンも多いよね♪ まわし姿もいいけど、着物姿もすごくカッコいい!スケジュールをしっかり把握して、動き方を決めておくのがおすすめね。

*本場所の最終日である千秋楽は、表彰式などがあるため30分ほど早く進行するので注意してください。

弓取式とは

弓取式は、大相撲の取組終了後に行われる伝統的な儀式です。平安時代の相撲節会に起源を持ち、現在の形は江戸時代に横綱・谷風梶之助が将軍が観戦する上覧相撲で弓を振ったことがきっかけとされています。

かつては大関が行うこともありましたが、現在は幕下以下の力士が担当し、横綱や大関の所属する部屋から選ばれます。NHKの中継では放送されないことも多いですが、会場ではその格式や美しさを味わえる貴重な儀式です。

 

また、弓取式についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。弓取力士の待遇や選出基準、儀式に込められた意味など、より深く解説しています。相撲ファンなら知っておきたい情報が満載です。

弓取式を行う力士のイラスト
弓取式を務める力士の手当や待遇とは?給料との違いや選出基準も解説相撲の「弓取式」は、本場所の締めくくりを飾る伝統儀式であり、格式の象徴でもあります。しかし、務める力士の選出基準や待遇、給料(手当)には独自の仕組みが存在します。本記事では、弓取式の歴史や役割、ジンクスの真相まで詳しく解説します。...

*補足
幕下以下の力士は本来大銀杏と化粧まわしを締めることはできませんが、弓取式を行う場合のみ許されます。通常は日本相撲協会が所有する化粧まわしを使用しますが、大阪場所のみ東西会が所有する化粧まわしが使われるので、こちらにも注目してみてください。

なお、東西会とは相撲協会を支える後援会のような存在です。東西会についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

茶色いちゃんちゃんこを着て相撲を観戦している
大相撲にいる茶色のちゃんちゃんこ集団!東西会の正体に迫ってみるよ相撲観戦で目にする茶色いちゃんちゃんこ姿の「東西会」。この記事では、相撲界を支える維持員の正体や役割、特別な溜席観戦の特権と入会条件、さらに活動の歴史について詳しく解説しています。相撲をより深く知りたい方におすすめです。...

 

大阪場所が始まるまで

大阪場所が開幕するまでの間、力士たちは稽古を続けながら、大阪への移動や番付発表、土俵祭といった重要なイベントを迎えます。

中でも本場所前の移動は、長年続いてきた相撲界の慣習のひとつ。かつては、多くの力士が一斉に移動する「相撲列車」が風物詩となっていましたが、近年ではその形も変わりつつあります。

まずは、力士たちがどのように大阪へ移動するのか、その様子を見ていきましょう。

力士の移動

僕が現役だった頃(約25年前)は、本場所初日の2週間前、番付発表前日に幕下以下の力士や相撲関係者が一斉に新幹線で移動していました。

他の部屋の兄弟子や親方もいて気を遣うし、みんな体が大きくて座席は狭いので、正直あまり快適とは言えませんでした。それでも、それが相撲界の当たり前の光景であり、今となっては懐かしい思い出です。

しかし、この通称「相撲列車」は、2024年の九州場所の移動を最後に廃止されたようです。今後は各部屋ごとに移動する形に変わるため、少し寂しい気もしますが、時代の流れには逆らえませんね。

詳しくは、以下の日刊スポーツの記事で紹介されていましたので、参考にしてください。

大相撲地方場所の風物詩「相撲列車」が、歴史に幕を閉じる。幕下以下の力士らが移動手段として利用してきたが、昨年九州場所限りで廃止されたことが9日、日本相撲協会関係者への取材で分かった。一部の巡業で列車利用は継続するが、年3回の地方場所での新幹線移動は途絶える。今後は相撲部屋それぞれでの移動となる。

引用:日刊スポーツ_相撲列車の歴史に幕

2025年大阪場所の番付

  • 大阪場所の番付は、2月25日(火)発表されました。

番付発表の日は、力士たちにとって非常に重要な日です。昇進や降格が正式に決まり、次の本場所での立ち位置が確定します。ファンにとっても、贔屓(ひいき)の力士の番付がどうなったのかを確認するドキドキの瞬間ですよね。

では、以下が2025年大阪場所の番付です。

番付名 西
横綱 【☆新横綱】
豊昇龍(25)
モンゴル
立浪
大関 大の里(24)
石川県
二所ノ関
琴櫻(27)
千葉県
佐渡ヶ嶽
関脇 大栄翔(31)
埼玉県
追手風
【☆新関脇】
王鵬(25)
東京都
大嶽
小結 【再小結】
霧島(28)
モンゴル
音羽山
阿炎(30)
埼玉県
錣山
前頭筆頭 若隆景(30)
福島県
荒汐
若元春(31)
福島県
荒汐
前頭二枚目 豪ノ山(26)
大阪府
武隈
千代翔馬(33)
モンゴル
九重
前頭三枚目 翔猿(32)
東京都
追手風
隆の勝(30)
千葉県
常盤山
前頭四枚目 高安(34)
茨城県
田子ノ浦
一山本(31)
北海道
放駒
前頭五枚目 宇良(32)
大阪府
木瀬
金峰山(27)
カザフスタン
木瀬
前頭六枚目 平戸海(24)
長崎県
境川
尊富士(25)
青森県
伊勢ヶ濱
前頭七枚目 正代(33)
熊本県
時津風
玉鷲(40)
モンゴル
片男波
前頭八枚目 熱海富士(22)
静岡県
伊勢ヶ濱
欧勝馬(27)
モンゴル
鳴戸
前頭九枚目 伯桜鵬(21)
鳥取県
伊勢ヶ濱
遠藤(34)
石川県
追手風
前頭十枚目 錦木(34)
岩手県
伊勢ノ海
湘南乃海(26)
神奈川県
高田川
前頭十一枚目 翠富士(28)
静岡県
伊勢ヶ濱
明生(29)
鹿児島県
立浪
前頭十二枚目 宝富士(38)
青森県
伊勢ヶ濱
阿武剋(24)
モンゴル
阿武松
前頭十三枚目 錦富士(28)
青森県
伊勢ヶ濱
【再入幕】
獅司(28)
ウクライナ
前頭十四枚目 【再入幕】
竜電(34)
山梨県
高田川
美ノ海(31)
沖縄県
木瀬
前頭十五枚目 【☆新入幕】
安青錦(20)
ウクライナ
安治川
【再入幕】
佐田の海(37)
熊本県
境川
前頭十六枚目 【再入幕】
朝紅龍(26)
大阪府
高砂
琴勝峰(25)
千葉県
佐渡ヶ嶽
前頭十七枚目 御嶽海(32)
長野県
出羽海
【再入幕】
白熊(25)
福島県
二所ノ関
前頭十八枚目 時疾風(28)
宮城県
時津風

ここでは幕内の番付のみを掲載していますが、十両や幕下以下の番付も知りたい方は、以下のリンクから日本相撲協会のホームページで確認できます。

日本相撲協会_番付表
※リンク先では、ページ上部のボタンを使ってリストを表示し、十両や幕下以下の番付に切り替えることができます。

僕が現役だった頃、番付発表は本場所初日の13日前の月曜日に行われていました。しかし、最近では場所ごとに発表日が異なり、今回の大阪場所では火曜日となっています。

今後の番付発表の日程を正確に知りたい方は、日本相撲協会の公式ホームページでスケジュールを確認するのがおすすめです。発表当日には、力士の名前が書かれた正式な番付表も公開されるので、ぜひチェックしてみてください!

日本相撲協会_スケジュール

土俵祭

土俵祭が行われるのは、本場所初日の前日です。そして、大阪場所では以下の日程で開催されます。

  • 2025年3月8日(土)に、土俵祭が行われます。

これは、土俵に神様を迎え、15日間の無事と盛況を祈願する神聖な儀式です。立行司が祭主を務め、厳かな雰囲気の中で進められます。

参列者には、日本相撲協会の理事長や審判委員の親方、全行司、そして三役以上の力士が名を連ねます。約30分ほどの儀式ですが、近年ではファンクラブ向けのイベントとして一般公開されることもあり、相撲ファンにとって貴重な機会となっています。

なお、今年のイベント開催情報はまだ発表されていませんが、昨年の大阪場所における土俵祭の様子は、公式ブログで紹介されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

⇒大相撲ファンクラブ_大阪場所の土俵祭り

大阪場所の土俵祭り

2025年3月8日、予定通り土俵祭りが執り行われました。相撲協会が当日の動画を公開しているので、ぜひご覧ください。

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チケット情報

2025年の一般発売は2月8日(土)から開始される予定です。ファンクラブ会員向けの先行抽選は、1月17日(金)から1月20日(月)までの期間で行われ、当選発表は1月22日(水)18:00頃に予定されています。

ファンクラブに入会していると、良い席を確保できる可能性が高まるため、相撲ファンにとって見逃せないチャンスとなります。

それでは、順を追って解説していきますね。

チケットの購入方法

大相撲大阪場所のチケットは、公式サイトやチケット販売サイト、さらにはコンビニエンスストアでも購入することができます。大きく分けると以下の4つになります。

4つの購入方法
  1. ネット
  2. 電話
  3. コンビニ(セブンイレブン)
  4. 当日窓口(販売は未定)

しかし、この4つの購入方法には、購入できる時期が違っていたり、条件がありますので以下で順を追って詳しく解説していきます。

先行抽選

大相撲大阪場所のチケットをいち早く手に入れるには、先行抽選を活用するのがおすすめです。

まず、先行抽選に申し込むには「WEBでの申し込み」が必須となります。さらに、先行抽選には優先順位が設けられており、申し込みのタイミングや会員ランクによって、抽選の対象や当選確率が異なります。

また、一般販売よりも早く申し込めるため、良い席を確保できるチャンスが高まります。ただし、各先行抽選には申し込み期間が設定されており、期限を過ぎると申し込みができないため、スケジュールをしっかり確認しておきましょう。

それでは、ここから先行抽選の優先順位が高い順に、その条件や対象者、受付期間について詳しく紹介していきます。

①大相撲ファンクラブ

<第1次先行抽選>
・受付期間:2025年1月17日(金)~1月20日(月)
・当選発表:2025年1月22日(金)
・対象コース(会員ランク):横綱・大関・関脇

<第2次先行抽選>
・受付期間:2025年1月23日(木)~1月26日(日)
・当選発表:2025年1月28日(火)
・対象コース(会員ランク):横綱・大関・関脇・小結・幕内

*詳細はリンク先で確認してください。

⇒大相撲ファンクラブ-会員特典

②チケット大相撲

<第3次先行抽選>
・受付期間:2025年1月29日(水)~2月1日(土)
・当選発表:2025年2月4日(火)
・対象者:チケット大相撲の会員登録者

⇒チケット大相撲

③チケットぴあ

<第4次先行抽選>
・受付期間:2025年2月1日(土)~2月3日(月)
・当選発表:2025年2月7日(金)
・対象者:チケットぴあ会員

⇒チケットぴあ

一般販売

一般販売では、WEBでの購入に加え、コンビニ(セブンイレブン)や電話での購入も可能です。ここでは、それぞれの購入方法について詳しくご紹介します。

なお、先行抽選で完売した日程や座席は一般販売では購入できないため、購入を検討している方は、早めに手続きを進めることをおすすめします。

①WEBでの購入

WEBでの購入は、先行抽選と同じく

  • 「チケット大相撲」
  • 「チケットぴあ」

<詳細>
・受付期間:2025年2月8日(土)~観戦当日17:00まで
・対象者:それぞれの会員

②コンビニ(セブンイレブン)での購入

こちらは、セブンイレブン店内にあるマルチコピー機から「チケットぴあ」を選択して購入できます。

<詳細>
・受付期間:2025年2月8日(土)~観戦当日17:00まで
・対象者:会員登録不要

③電話での購入

電話での購入では、「大相撲予約専用ダイヤル」にて受け付けています。受付は、上記2つと違い、取組日の2日前に締め切りとなるので注意してください。

<詳細>
・TEL:0570-02-9310
・受付期間:2025年2月8日(土)~取組日の2日前まで
・受付時間:10:00~18:00
・対象者:会員登録不要

当日券の販売

当日券の販売は、チケットが完売していない場合に限り行われます。そのため、現時点では販売の有無が未定となっています。しかし、販売が実施される場合の購入方法が明示されているため、以下3つの方法をご紹介します。

①WEBでの購入

<詳細>
・チケット大相撲で購入
・受付期間:観戦当日17:00まで
・対象者:チケット大相撲会員

②コンビニ(セブンイレブン)での購入

<詳細>
・受付期間:観戦当日17:00まで
・対象者:会員登録不要

③窓口での購入

<詳細>
・販売場所:エディオンアリーナ大阪(切符売り場)

相撲案内所での購入

実はここまで紹介してきた以外にも、チケットを購入する方法があります。それが、かつて「相撲茶屋」と呼ばれていた「相撲案内所」です。相撲案内所は、昔から大相撲の入場券を販売してきた歴史を持ち、今もなお相撲界において特別な役割を果たしています。

大阪には8軒の相撲案内所があり、「大阪相撲案内所組合」に所属しています。ここでは、主に「升席」(ますせき:4人の席)を取り扱っており、弁当やお土産がセットになった特別なチケットを販売しています。このセットチケットは、相撲案内所ならではの特典で、昔から相撲ファンにとって憧れの観戦スタイルとなっています。

また、相撲案内所を通じて購入したチケットでは、当日、案内所のスタッフが観客を席まで案内し、飲食の提供やサービスを行うため、より快適に観戦できるのも魅力です。チケットの販売権は各相撲案内所ごとに割り当てられており、通常のプレイガイドでは手に入りにくい特別な座席もあります。

現在、正式名称は「相撲案内所」ですが、大阪でも「相撲茶屋」や「お茶屋」として親しまれており、歴史と伝統を受け継ぐ相撲案内所で、特別な観戦体験を楽しんでみてはいかがでしょうか?

以下が大阪場所での相撲案内所の一覧となります。

名称 電話番号 URL
天野 06-6853-1429 https://www.sumou-amano.jp/
いこま屋 06-6641-1699 https://www.ikomaya.com/
いづみ 072-422-3338 —–
勝恵美 075-791-0279 —–
千鳥屋 06-6631-3118 https://chidoriya.chakin.com/
二葉 06-6322-0288 https://www.sumo-futaba.com/
本家/清水 06-6647-6301 https://ouzumou.com/profile/

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アクセス情報

エディオンアリーナ大阪は、大阪市の中心部に位置し、アクセスの良さが魅力の会場です。公共交通機関を利用すれば、渋滞や駐車場の心配をせずにスムーズに到着できます。特に電車やバスを利用すると便利で、最寄り駅のなんば駅から徒歩数分の距離にあります。

遠方から訪れる場合は、新幹線で新大阪駅まで行き、そこから地下鉄を利用するとスムーズにアクセスできます。車で来場することも可能ですが、阪神高速なんば出口から約5分の距離にあるものの、周辺の駐車場は混雑しやすいため、公共交通機関の利用がおすすめです。

また、会場周辺には飲食店が多く、大相撲観戦の前後に大阪のグルメを楽しむこともできます。特に、たこ焼きやお好み焼きといった名物料理を味わうのも、大阪場所ならではの楽しみ方の一つです。

【基本情報】

  • 住所
    ・大阪府大阪市浪速区難波中3-4-36
  • アクセス
    ・大阪市営地下鉄なんば駅5番出口から徒歩約5分
    ・大阪難波駅から徒歩約8分
    ・南海なんば駅南出口から徒歩約4分
    ・JRなんば駅から徒歩約10分
    ・大阪市営バスなんば停留所から徒歩約5分
    ・阪神高速なんば出口から車で約5分

大阪場所の見どころ

大阪場所には、「荒れる春場所」という異名があります。これは、横綱が初日から休場したり、格下力士が上位力士を破る番狂わせが多いため、そのように呼ばれるようになりました。

また、「就職場所」ともいわれており、これは、中学・高校の卒業見込み者が多く入門し、初土俵を踏むのが大阪場所となることが多いためです。そんな多くの新弟子たちが初土俵を踏む前相撲や、晴れ舞台となる出世披露は、大阪場所ならではの光景です。

将来のスター力士の誕生を間近で見られる貴重な機会となるため、相撲ファンにとっては見逃せないイベントといえるでしょう。

 

なお、2025年の新弟子情報は、随時更新しながら紹介しています。大阪場所で注目の新弟子も、幕下付け出しを中心に取り上げていますので、ぜひチェックしてみてください。

新弟子が相撲を取る画像
新弟子検査2025年の最新情報!場所毎の合格者一覧や注目力士を紹介新弟子検査 2025の最新情報を、元力士が徹底解説!合格者一覧や注目力士の経歴、今後の展望を詳しく紹介。特に注目される新弟子の実績や成長過程を追い、大相撲の未来を担う若手力士たちの挑戦を応援します。力士誕生の瞬間を一緒に見届けましょう!...
管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

懐かしいなぁ。僕も中学を卒業して、大阪場所で前相撲を取ったんだよね。緊張しすぎて、どんな相撲を取ったか全然覚えてないけど…。

 

ではここから、さらに大阪場所特有の見どころについて触れていきますね。

力士を間近に感じられる

大阪場所の見どころとして、まず会場の規模が挙げられます。エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)は国技館に比べてやや小さいため、一見デメリットのように感じるかもしれません。しかし、そのコンパクトな造りが、館内の通路の狭さと相まって、力士とファンの距離を縮める大きな要因となっています。

国技館では、花道に観客が立ち入ることはできませんが、大阪場所では、東西の支度部屋と花道の間を行き来する力士を間近で見ることができます。これは、大阪場所ならではの醍醐味の一つです。力士が目の前を通る迫力や、独特の緊張感を感じられる貴重な機会となるでしょう。

また、本場所への会場入りも、大阪場所では他の場所と異なります。力士たちは「正面入り口」を使用するため、相撲案内所が連なる正面玄関入口までの通路は、入り待ちをするファンで賑わう人気スポットとなっています。

お気に入りの力士の入り待ちをするには絶好の場所なので、ファンにとっては見逃せないポイントです。

*追記:数年前から、力士の会場入りは基本的に「裏口」から行われているようです。明確な理由は分かりませんでしたが、おそらくコロナ禍をきっかけに変更されたものと思われます。
  • 会場がコンパクト:エディオンアリーナ大阪は国技館より小さく、館内の通路も狭いため、力士とファンの距離が近い。
  • 力士を間近で見られる:国技館では見られない花道周辺の移動シーンを、東西の支度部屋と花道の間で観察できる。
  • 迫力と緊張感を体感:目の前を力士が通るため、大阪場所ならではの独特の雰囲気を味わえる。
  • 力士の会場入りを見学:力士は「正面入り口」を使用するため、正面玄関入口は入り待ちファンの人気スポット。*現在は裏口を利用している。
  • ファンにとっての特別な観戦体験:通常の本場所とは異なる距離感で、力士との一体感を楽しめる。

地元力士の活躍

大阪場所では、地元大阪出身の力士たちに大きな期待が寄せられます。取り組みが始まると、会場の熱気は一層高まり、ファンの声援もひときわ大きくなります。

地元出身の力士にとっても、この場所は特別なもの。いつも以上に気合が入り、白熱した取り組みが展開されること間違いなしです。

2025年大阪場所での大阪出身の幕内力士は、以下の3名となっています。

  • 豪ノ山 登輝(ごうのやま とうき)
  • 宇良 和輝(うら かずき)
  • 朝紅龍 琢馬(あさこうりゅう たくま)

彼らの取り組みは見応えがあり、特に大阪場所では注目度が高まるはずです。ぜひ、地元出身の力士をチェックして、応援しながら観戦を楽しんでください。

なお、他の大阪出身力士については、日本相撲協会公式サイトの「力士を探す」ページでチェックできます。ページ上部の「出身地」リストから「大阪」を選んで検索してみてください。

⇒日本相撲協会_力士を探す

新横綱「豊昇龍」

一月場所では、横綱「照ノ富士」が引退を発表し、大阪場所では「横綱不在」ともささやかれていましたが、見事「豊昇龍」が優勝を果たし、横綱昇進が決定しました。

そして、新横綱として迎える最初の本場所が大阪場所となるため、その取り組みに大きな注目が集まります。どのような相撲を見せてくれるのか、期待が高まりますね。

それでは、伝達式の様子をご覧ください。

ただ、2場所連続で優勝したとはいえ、直近3場所の成績を振り返ると、以下の通りです。

  • 2024年9月:8勝7敗
  • 2024年11月:13勝2敗
  • 2025年1月:12勝3敗

特に2024年9月場所の8勝7敗という成績を不安視する声がネット上にあり、「もう一場所様子を見た方がよかったのでは?」という意見が散見されます。しかし、横綱に昇進したからには、その責任と期待を背負い、新たな挑戦が始まります。

大阪場所は「荒れる春場所」とも呼ばれ、番狂わせが多いことで知られていますが、そんな環境の中で、新横綱・豊昇龍がどのように戦い抜くのか、注目のポイントです。いい成績を残し、自他ともに認める横綱へと成長してほしいですね。

 

なお、横綱昇進の条件である成績や品格について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。不安視する意見も理解いただけると思います。

横綱の人形の画像
横綱昇進の条件は?元力士が本場所の成績や品格について徹底解説!相撲の最高位である横綱になるには、厳しい条件が課せられています。成績だけでなく、品格や責任感といった特別な審査基準が求められるのです。本記事では、横綱昇進に必要な成績基準や品格要件、さらに横綱審議委員会の役割などをエピソードを交え詳しく解説...
相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

たしか、2場所連続優勝に加えて「昇進前の2場所で26勝以上」「昇進直前の場所で13勝以上」の基本要件があったわよね。もし1月場所であと1勝していたら、文句なしだったのね。

まとめ

2025年の大相撲大阪場所は、迫力ある取組はもちろんのこと、力士たちとの距離の近さや、大阪ならではの熱気など、楽しみ方が盛りだくさんです。

今年は新横綱・豊昇龍の活躍や、地元力士への声援など、見逃せないポイントが満載。ぜひ、会場に足を運び、相撲の魅力を存分に味わってみてくださいね!チケットの手配やアクセス情報を事前にチェックして、大阪場所を思いきり満喫しましょう!

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、次回の記事でお会いしましょう。

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相撲でふるさと納税

相撲といえば、やっぱり「ちゃんこ鍋」と「焼き鳥」! 実はこの2つ、ふるさと納税の返礼品としても手に入るんです。

本場の味を楽しみながら地域を応援できるのが、ふるさと納税の魅力。 相撲好きのあなたも、土俵の味を自宅で味わってみませんか?

ここでは、しんざぶろうおすすめの“相撲にちなんだ”ふるさと納税返礼品をご紹介します。

国技館サービス監修 奥州いわいどり焼き鳥セット

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これらの返礼品を通じて、相撲の魅力を味覚でも感じてみてはいかがでしょうか。