金星配給とは?歴代横綱の金星配給数ランキングを元力士が解説!
相撲中継やニュースを見ていると、「横綱が金星を配給しました」という言葉を耳にすることがありますよね。
横綱が負けた場面で使われる言葉ですが、はじめて聞くと少しわかりにくい表現かもしれません。
そもそも金星配給とは、どんな意味の言葉なのでしょうか。
また、歴代横綱の金星配給数を見るときは、どこに注目すればよいのでしょうか。
こんにちは!元力士のしんざぶろうです。
土俵に立っていた側から見ると、横綱という存在はやっぱり特別です。
その横綱に平幕力士が勝つというのは、ただの一勝ではありません。
だからこそ、勝った平幕力士には「金星」、負けた横綱には「金星配給」という言葉が使われるんですね。
この記事では、金星配給の意味や歴代横綱の金星配給数ランキングを、元力士目線でできるだけわかりやすく解説していきます。
数字だけでは見えない横綱の重圧や、相撲観戦がもっと面白くなる見方も一緒に紹介します。
横綱になるだけでも、とてつもなく大変なこと。
そのうえで「横綱らしくあれ」と期待される重圧は、数字だけでは測れないものがあるのだ。
金星配給とは?
金星配給とは…
- 横綱が平幕力士に敗れて、相手に金星を許すこと
まず、そもそもの「金星」から整理しておきましょう。金星とは、平幕力士が横綱に勝ったときに記録される特別な勝ち星のことです。
これを勝った力士側から見ると、「金星を挙げた」となります。一方で、負けた横綱側から見ると、「金星を許した」「金星を配給した」という表現になります。
ここで一度、言葉の関係を整理しておきます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 金星 | 平幕力士が横綱に勝ったときの特別な勝ち星 |
| 金星を挙げる | 平幕力士側から見た表現 |
| 金星を許す | 横綱側から見た表現 |
| 金星配給 | 横綱が平幕力士に敗れ、金星を許したことを表す言い方 |
同じ取組でも、平幕側から見れば金星、横綱側から見れば金星配給なんですね。立場が変わると表現も変わると思うと、相撲中継の言葉もわかりやすくなりますね。
なぜ「金星配給」と表現されるのか
「金星配給」という言葉は、正式な制度名というより、相撲ファンや報道で使われる表現です。
では、なぜ「配給」という少し独特な言い方をするのでしょうか。
横綱は、常に勝って当然と見られる立場です。その横綱が、格下の平幕力士に敗れる。相撲では、それだけで大きな驚きがあります。
だからこそ、ファンや報道では、横綱側から見て「金星を許した」「金星を配給した」と表現されることがあるんですね。
横綱は、土俵に上がるだけで会場の空気が変わる存在です。だからこそ、平幕に敗れた一番は大きく取り上げられます。
ただ、その一敗だけで横綱を判断するのではなく、背負ってきた責任も一緒に見てほしいですね。
このように金星配給は、平幕力士の大きな勝利と、横綱が背負う重圧の両方が表れる言葉といえます。
金星は給金にも関係する
「配給」という言葉を見ると、相撲の「給金」を思い浮かべる方もいるかもしれません。
相撲の世界には、「給金を直す」という言い方があります。これは、勝ち越しなどによって力士褒賞金のもとになる数字が書き換わり、給金のベースが上がることを表す角界らしい表現です。
勝ち越して給金を直したら、師匠、おかみさん、関取衆、兄弟子に「おかげさまで給金を直しました」と必ずあいさつに回るんだよね。
力士にとっては、番付や成績だけじゃなく、日ごろお世話になっている人に感謝を伝える節目でもあるんだ。
そして、金星もこの給金に関係します。平幕力士が横綱を破って金星を挙げると、力士褒賞金に加算がつきます。
そのため「金星配給」という言葉には、横綱が金星を「与えてしまった」という意味だけでなく、相手の給金にも関わる一番を許した、という重さも感じられます。
ただし、金星による給金の加算は制度上の話で、横綱本人が相手力士にお金を払うわけではありません。
給金や報奨金の詳しい仕組みは、こちらの記事で解説しています。
横綱が金星を許すとはどういう意味か
横綱が金星を許すというのは、ただ「横綱が一番負けた」というだけの話ではありません。
平幕力士にとっては、番付の頂点にいる横綱を倒した大きな勲章です。
幕内に上がるだけでも、力士にとっては本当に大きなことです。
その中で横綱と対戦し、しかも勝ち切る。これは本人にとっても、応援している人にとっても、一生忘れられないような一番になります。
一方で、横綱にとってはとても重い一敗です。横綱は、常に勝って当然と見られる立場です。その横綱が平幕に敗れるからこそ、金星配給は単なる黒星以上に注目されます。
横綱は強さだけでなく品格も見られる立場
横綱は、大関のように負け越して番付が下がる地位ではありません。その代わり、常に横綱らしい強さ、相撲内容、土俵態度、そして品格まで見られる特別な立場です。
だからこそ、金星配給が続くと、ただの勝敗だけでなく…
- 横綱として本来の力を出せているのか
- 土俵上で横綱らしさを示せているのか
- 大相撲の看板として、周囲の期待に応えられているのか
といった目でも見られるようになります。
ここは厳しいところですが、それだけ横綱という地位が特別だということでもあります。
なお、横綱という地位の重さや、横綱になるために求められる条件については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
金星そのものの条件は関連記事で詳しく解説
ここまで金星配給について見てきましたが、金星そのものの条件は少し細かい部分もあります。
基本としては、金星は「平幕力士が横綱に勝ったときに記録されるもの」と押さえておけば十分です。
ただ、相撲を見ていると、少し迷う場面もあります。
- どの番付の力士なら金星になるのか
- 不戦勝や反則勝ちでも金星になるのか
- 取組の内容によって扱いが変わるのか
こうした詳しい条件まで知っておくと、相撲中継を見ていても「今のは金星になるのかな?」と楽しみながら見られるようになります。
金星そのものの意味や条件については、こちらの記事で詳しく解説しています。
金星配給の意味がわかると、次は実際の数字も気になりますね。ここからは、歴代横綱の金星配給数ランキングを見ていきますよ。
金星配給ランキング|歴代横綱の金星配給数一覧
金星配給数とは、横綱が在位中に平幕力士へ許した金星の通算数です。横綱側から見た「平幕に敗れた記録」と考えるとわかりやすいですね。
ただし、ランキングを見る前に、まず押さえておきたい考え方があります。
金星配給数が多い横綱=弱い横綱、ではありません。
- 横綱在位が長いほど対戦機会は増える
- 休まず出場するほど負ける可能性も増える
- 時代背景によって数字の意味は変わる
通算数だけでなく、在位期間や出場数もあわせて見ることが大切です。
なお、このランキングは更新時点で確認できる公開データをもとに整理しています。現役横綱の金星配給数は本場所ごとに変動するため、公開・更新時には最新場所終了後の数字をご確認ください。
歴代横綱の金星配給数ランキング表
公開データでは、北の湖の金星配給数53個が歴代最多として紹介されています。上位には、北の湖、日馬富士、輪島、貴乃花など、相撲史に名を残す横綱が並んでいます。
| 順位 | 横綱名 | 金星配給数 | 横綱在位場所数 | 補足コメント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 北の湖 | 53個 | 63場所 | 昭和を代表する大横綱。長期在位だからこそ通算数も多い |
| 2位 | 日馬富士 | 40個 | 31場所 | スピードと鋭い立ち合いが魅力。数字だけでは語れない横綱 |
| 3位 | 輪島 | 39個 | 47場所 | 「黄金の左」で知られる名横綱。時代背景もあわせて見たい |
| 3位 | 貴乃花 | 39個 | 49場所 | 平成を代表する大横綱。長く時代の中心にいた存在 |
| 5位 | 柏戸 | 35個 | 47場所 | 大鵬と並び立った時代の横綱 |
| 5位 | 曙 | 35個 | 48場所 | 外国出身横綱の先駆けとして時代を作った存在 |
| 7位 | 千代の山 | 34個 | 32場所 | 戦後の相撲界を支えた横綱の一人 |
| 8位 | 栃ノ海 | 33個 | 17場所 | 在位場所数とあわせて見ると印象が変わる横綱 |
| 8位 | 鶴竜 | 33個 | 41場所 | 安定感のある相撲が印象的。 |
| 10位 | 鏡里 | 31個 | 21場所 | 年6場所制以前の時代背景も考えたい横綱 |
| 10位 | 栃錦 | 31個 | 28場所 | 技能派横綱として知られる名力士 |
表を見ると、金星配給数が多い横綱の中にも、時代を作った名横綱が多く並んでいることがわかります。
ここが、このランキングを見るうえでとても大事なところです。
金星配給数だけを見ると、「多い」「少ない」という印象に引っ張られやすくなります。しかし、横綱として長く在位し、多くの場所で土俵に立ち続けたからこそ、通算数が増える面もあります。
ランキングを見ると、つい数字の多さに目がいきますね。
でも、上位にいる横綱ほど長く大相撲を背負ってきた人たちでもあると思うと、見え方が変わりますね。
北の湖・日馬富士・輪島・貴乃花などランキング上位横綱の特徴
北の湖は、昭和を代表する大横綱です。若くして横綱に昇進し、長い期間にわたって番付の頂点に立ち続けました。
金星配給数は53個で歴代最多とされていますが、横綱在位も63場所と非常に長い横綱です。
- 金星配給数は歴代最多とされる53個
- 横綱在位は63場所と非常に長い
- 通算数だけでなく、長く横綱を務めた事実もあわせて見ることが大切
つまり、北の湖の金星配給数を見るときは、「53個」という通算数だけでなく、「63場所も横綱として土俵に立った」という事実も一緒に見る必要があります。
ほかのランキング上位横綱にも、それぞれの特徴があります。
- 日馬富士
鋭い立ち合いとスピードが魅力の横綱でした。大きな体で圧倒するというより、踏み込みの速さや勝負勘で相手を一気に持っていく相撲が印象的でした。 - 輪島
「黄金の左」で知られる名横綱です。得意の左を差したときの強さは、多くの相撲ファンの記憶に残っています。 - 貴乃花
平成の大相撲人気を支えた大横綱です。土俵際の粘りや真っ向勝負の姿勢は、今でも語り継がれています。
こうして見ると、ランキング上位には、ただ金星を多く許した横綱ではなく、時代を作り、多くの挑戦を受けてきた名横綱が並んでいます。
横綱は、勝つたびに称賛される一方で、負けた一番は大きく取り上げられます。
長く横綱を務めるということは、それだけ多くの期待と厳しい目を受け続けるということでもあるんです。
白鵬の金星配給数はどう見るべきか
白鵬の金星配給数が気になる方も多いと思います。
白鵬は、歴代最多の幕内優勝を誇る大横綱です。横綱在位84場所に対して、金星配給数は26個とされています。
一見すると、26個という数字だけでも多く感じるかもしれません。ですが、白鵬の場合は横綱在位84場所という長さもあわせて見る必要があります。
先ほど紹介した北の湖と比べると、違いがわかりやすくなります。
- 北の湖:横綱在位63場所、金星配給数53個
- 白鵬:横綱在位84場所、金星配給数26個
白鵬は、北の湖よりも長く横綱を務めながら、金星配給数は約半分に抑えています。
北の湖と白鵬を並べて見ると、通算数だけではわからない部分が見えてくるよね。
白鵬は横綱在位が長いのに金星配給数をかなり抑えていて、改めて安定感のすごさを感じるよ。
白鵬の金星配給数は、「26個もある」ではなく、「84場所で26個」と見ることで、横綱としての安定感がより伝わります。
だからこそ次の章では、通算数だけでは見えにくい部分をもう少しわかりやすくするために、「金星配給率」という考え方で見ていきます。
金星配給率で見ると横綱の評価は変わる
金星配給数は、横綱が在位中に許した金星の通算数です。ただし、同じ金星配給数でも、横綱在位が長いか短いかによって印象は変わります。
そこで目安になるのが、1場所あたりどれくらい金星を許したのかという「金星配給率」です。
金星配給数 ÷ 横綱在位場所数 = 1場所あたりの金星配給数
※この記事では、横綱在位場所数をもとにした単純計算で見ています。休場場所も在位場所数に含めているため、出場数ベースの配給率とは異なります。
先ほどの金星配給数ランキングに出てきた横綱を、1場所あたりの数字で見てみましょう。
| 横綱名 | 金星配給数 | 横綱在位 | 1場所あたり |
|---|---|---|---|
| 北の湖 | 53個 | 63場所 | 約0.84個 |
| 日馬富士 | 40個 | 31場所 | 約1.29個 |
| 輪島 | 39個 | 47場所 | 約0.83個 |
| 貴乃花 | 39個 | 49場所 | 約0.80個 |
| 柏戸 | 35個 | 47場所 | 約0.74個 |
| 曙 | 35個 | 48場所 | 約0.73個 |
| 千代の山 | 34個 | 32場所 | 約1.06個 |
| 栃ノ海 | 33個 | 17場所 | 約1.94個 |
| 鶴竜 | 33個 | 41場所 | 約0.80個 |
| 鏡里 | 31個 | 21場所 | 約1.48個 |
| 栃錦 | 31個 | 28場所 | 約1.11個 |
| 白鵬 | 26個 | 84場所 | 約0.31個 |
通算数では北の湖の53個が歴代最多として目立ちますが、1場所あたりで見ると印象は変わります。
たとえば、栃ノ海は金星配給数33個でランキング上では8位ですが、横綱在位が17場所のため、1場所あたりでは約1.94個になります。
一方で、白鵬は金星配給数26個、横綱在位84場所。1場所あたりでは約0.31個となり、かなり低い数字です。
通算数だけを見ると気づきにくいですが、1場所あたりで見ると印象が変わりますね。
どれくらいの期間でその数字になったのかを見ると、横綱ごとの特徴がわかりやすくなります。
もちろん、金星配給率だけで横綱の優劣を決めることはできません。休場の有無、出場数、対戦相手、時代背景によっても数字の意味は変わります。
それでも、通算数と1場所あたりの数字をあわせて見ることで、ランキングの見え方はぐっと広がります。
番外編|同じ横綱から何度も金星を挙げた力士もいる
ここで少し、見方を変えてみましょう。
金星配給数は、横綱側から見た数字です。一方で、平幕力士側から見ると、「誰がどの横綱から金星を挙げたのか」という楽しみ方があります。
記録を見ていくと、同じ横綱から何度も金星を挙げている力士もいます。
| 力士名 | 金星を挙げた横綱 | 金星数 |
|---|---|---|
| 高見山 | 輪島 | 7個 |
| 貴闘力 | 曙 | 7個 |
| 安芸乃島 | 千代の富士・北勝海・旭富士 | 各4個 |
| 玉鷲 | 照ノ富士 | 4個 |
| 遠藤 | 鶴竜 | 4個 |
記録を見ると、金星には番付差だけでなく、取り口の相性も表れることがわかります。
横綱にとっては「やりにくい相手」。
平幕力士にとっては「自分の形に持ち込みやすい相手」。
同じ横綱から複数回金星を挙げるというのは、その力士の実力や勝負強さに加えて、相性の良さも重なった結果と言えます。
相撲って、番付が上の力士が必ず取りやすいわけじゃないんだよね。
立ち合いの当たり方や、押し相撲・四つ相撲のかみ合いで「この相手はやりにくいな」と感じることもあるんだ。
こうした相性という視点を知っておくと、相撲観戦はさらに面白くなります。
番付だけを見れば横綱が圧倒的に上です。でも、取り口のかみ合わせによっては、平幕力士が横綱を苦しめることもあります。
「この力士なら、もしかしたらやってくれるかもしれない」
そんな期待を持って見る一番は、相撲観戦の大きな楽しみのひとつでもあるんです。
近年の横綱の金星配給数はどう見る?
歴代横綱の金星配給数を見たあとは、近年の横綱も気になりますよね。特に、照ノ富士、豊昇龍、大の里の金星配給数は、相撲ファンの間でも注目されやすいところです。
ここでは、比較対象として白鵬も入れて見てみましょう。
※現役横綱の金星配給数は、今後の本場所で変わる可能性があります。公開・更新時には、最新場所終了後の数字を確認してください。
| 横綱名 | 金星配給数 | 横綱在位 | 1場所あたり | 見るポイント |
|---|---|---|---|---|
| 照ノ富士 | 22個 | 21場所 | 約1.05個 | けがや休場と向き合いながら横綱を務めた |
| 豊昇龍 | 15個 | 8場所 | 約1.88個 | 横綱としての数字はまだ積み上げ途中 |
| 大の里 | 11個 | 6場所 | 約1.83個 | 横綱序盤の数字なので今後大きく変わる |
| 白鵬 | 26個 | 84場所 | 約0.31個 | 長期在位で金星配給を低く抑えた |
表で見ると、白鵬の1場所あたり約0.31個という数字の低さが目立ちます。
一方で、豊昇龍や大の里は、横綱としての在位期間がまだ短い段階です。横綱序盤は、1つの金星でも1場所あたりの数字が大きく動きます。
同じ金星配給数でも、横綱在位が短いと数字が高く見えやすいんですね。白鵬の数字と比べると、長く横綱を務めながら金星を抑えることのすごさもよくわかります。
照ノ富士については、数字だけでなく、けがや休場と向き合いながら横綱を務めた背景もあわせて見たいところです。
- 現役横綱の金星配給数は、今後の本場所で変わる
- 横綱在位が短いうちは、1つの金星で配給率が大きく動く
- 照ノ富士は、けがや休場と向き合った背景もあわせて見たい
- 白鵬と比べると、長期在位で金星を抑える難しさがわかる
金星の配給についてよくある質問
ここまで、金星配給の意味や歴代横綱のランキング、金星配給率の見方について解説してきました。
最後に、相撲観戦で気になりやすいポイントをQ&A形式で整理しておきます。
Q1. 金星配給とはどういう意味ですか?
A. 金星配給とは、横綱が平幕力士に敗れて、相手に金星を許すことです。
平幕力士側から見ると「金星を挙げた」となり、横綱側から見ると「金星を配給した」と表現されます。
同じ取組でも、見る立場によって言い方が変わるんですね。
Q2. 金星配給数が多い横綱は弱い横綱ですか?
A. 金星配給数が多いからといって、弱い横綱とは言えません。
横綱在位が長いほど平幕力士と対戦する機会は増えますし、休まず土俵に上がるほど金星を許す可能性もあります。
金星配給数は、通算数だけでなく、横綱在位場所数や出場状況とあわせて見ることが大切です。
Q3. 歴代で金星配給数が一番多い横綱は誰ですか?
A. 歴代で金星配給数が最も多いとされているのは、北の湖です。
北の湖は金星配給数53個とされ、歴代最多として紹介されています。ただし、横綱在位も63場所と長く、長い期間にわたって大相撲の中心で戦い続けた横綱でもあります。
Q4. 白鵬の金星配給数は多いですか?
A. 白鵬の金星配給数は26個とされています。
数字だけを見ると少なくはありませんが、白鵬は横綱在位84場所という長い期間を務めました。1場所あたりで見ると約0.31個となり、かなり低い数字です。
そのため、白鵬の金星配給数は「26個もある」ではなく、「84場所で26個」と見ると、横綱としての安定感がより伝わります。
Q5. 金星を取ると給金は上がりますか?
A. はい。平幕力士が横綱に勝って金星を挙げると、力士褒賞金に関係する加算があります。
金星は、ただの勝ち星ではなく、名誉としても制度面でも特別な意味を持つ勝ち星です。
ただし、横綱本人が相手力士にお金を払うわけではありません。金星による加算は、相撲の給金制度の中で扱われるものです。
まとめ
金星配給とは、横綱が平幕力士に敗れて、相手に金星を許すことです。
ただし、金星配給数が多いからといって、弱い横綱とは言い切れません。横綱在位場所数や1場所あたりの金星配給率もあわせて見ることで、数字の見え方は変わります。
また、同じ横綱から何度も金星を挙げた力士を見ると、相撲には番付だけでは語れない相性の面白さもあります。
金星配給数や相手力士との相性を知っておくと、横綱が土俵に上がる一番を、より深く楽しめるようになりますよ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
金星配給は、横綱の重圧と平幕力士の挑戦がぶつかった証。数字だけを見れば、ただの一敗に見えるかもしれない。
しかし、その一番には、横綱が背負う責任、平幕力士の勝負強さ、そして相性という相撲の奥深さが詰まっているのだ。
数字の奥にある物語を知ると、土俵の景色はまた違って見えてくるのだ。
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