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現役時代、僕は一度も休場したことがなく、不戦勝で勝った経験もありませんでした。ただ、一度だけ、僕の前の取組が相手の休場で不戦勝になったことがあります。

そのとき正直に言うと、「不戦勝っていいなぁ」と思う気持ちがありました。

でも同時に、
「もし自分が不戦勝になったら、土俵上でどんな所作をすればいいんだろう?」
「いつもと違う流れになっても、落ち着いてできるのかな?」

そんなことを考えてしまって、自分の取組に全然集中できなかったんです。結果、その日の相撲は負けてしまったんですよね。

こんにちは!元力士のしんざぶろうです。

相撲では、勝った力士が懸賞袋を受け取る場面があります。

では、負けた力士はどうなるのでしょうか。

結論からいうと、相撲の懸賞金は負けた力士には入りません。懸賞金を受け取れるのは、その取組に勝った力士だけです。

この記事では、相撲の懸賞金は負けたらどうなるのか、なぜ負けた力士には入らないのか、不戦勝や休場時の扱いまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

懸賞旗がたくさん回る取組だと、負けた力士にも少しは入るのかなと思っていました。でも、懸賞金は勝った力士だけが受け取れるものなんですね。

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相撲の懸賞金は負けたらどうなる?

懸賞金はまけたらどうなるのかをイメージしたイラスト結論からいうと、相撲の懸賞金は負けた力士には入りません。懸賞金を受け取れるのは、その取組に勝った力士だけです。

これは、懸賞金が「出場した力士に支払われるお金」ではなく、「その一番に勝った力士をたたえるお金」だからです。

取組後、勝った力士は土俵上で勝ち名乗りを受け、懸賞がかかっていれば行司から懸賞袋を受け取ります。

一方で、負けた力士はそのまま土俵を下ります。

ここでのポイント
  • 懸賞金は負けた力士には入らない
  • 受け取れるのはその取組に勝った力士だけ
  • 勝った力士をたたえる意味がある
相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

たしかに、勝ったその場で懸賞袋を受け取る場面って、大相撲ならではですよね。勝った力士をたたえるものと考えると、負けた力士に入らないのも納得できます。

ちなみに、昔の相撲には、勝った力士へ祝儀を贈る「纏頭(はな)」という文化もありました。纏頭と座布団投げの関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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相撲の懸賞金とファイトマネーの違い

ここで少し、ボクシングや総合格闘技のファイトマネーとの違いも整理しておきましょう。

ボクシングや総合格闘技では、基本的に試合に出場した選手へ報酬として支払われます。

一方で、大相撲の懸賞金は、取組に出たことへの報酬ではありません。

項目 ファイトマネー 相撲の懸賞金
受け取る人 基本的に出場した選手 勝った力士
意味合い 試合に出場する報酬 勝った力士をたたえるお金
負けた場合 契約に応じて支払われる 受け取れない

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

他の格闘技だとファイトマネーが話題になるけど、相撲の懸賞金はちょっと意味合いが違うんだ。

勝った力士が観客の前で懸賞袋を受け取る姿を見ると、自然と「よく頑張った!」という気持ちになりますよね。

この違いを押さえると、相撲の懸賞金が負けた力士に入らない理由も、かなり腑に落ちやすくなります。

 

懸賞が多い取組の楽しみ方

懸賞がたくさんかかった取組は、観ている側にとっても注目したくなる一番です。

取組前に懸賞旗が何本も土俵を回ると、「今日はこの取組に何本かかっているんだろう」と数えたくなる方もいると思います。

懸賞旗の本数を数えて楽しむ

懸賞旗には、観客目線でもこんな楽しみ方があります。

懸賞旗を見る楽しみ方
  • 懸賞旗の本数を数えてみる
  • 本数から取組の注目度を感じる
  • おおよその懸賞金額を予想してみる

懸賞旗の本数を見ながら、「これって全部でどれくらいの金額になるんだろう」と想像するのも、相撲観戦の楽しみ方のひとつです。

そして、相撲の懸賞金は1本7万円です。ただし、その金額を勝った力士がそのまま全額受け取れるわけではありません。

懸賞旗の本数からおおよその金額を予想してみたい方や、封筒の中身・力士の取り分まで詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

相撲の懸賞金記事のイメージイラスト
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観客の熱気と力士の緊張感にも注目する

懸賞が多い取組は、それだけスポンサーや観客の注目が集まっている一番です。特に、優勝争いに絡む取組や横綱・大関の一番では、会場の期待感もさらに高まります。

懸賞旗が何本も土俵を回ると、ざわめきやどよめきが生まれ、会場全体に高揚感が広がっていきます。

その空気は、土俵にいる力士にも伝わります。

懸賞が多い取組で力士が感じること
  • 会場の注目が集まっていると感じる
  • 観客の熱気で自然と気合が入る
  • 勝てば達成感が大きい
  • 負けると悔しさも残りやすい

このように、懸賞旗の多い一番には、金額だけではなく、会場の高揚感や力士の気合まで感じられる面白さがあります。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

懸賞旗の本数だけでなく、会場の雰囲気や力士の表情まで見ると、取組前から楽しめそうですね♪

懸賞が多い一番は、始まる前から見どころがあるんだなと思いました。

次に観戦するときは、懸賞旗が回る時間も、取組前の見どころとして楽しんでみてください。

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不戦勝や休場の場合、懸賞金はどうなる?

ここまで、相撲の懸賞金は負けた力士には入らないとお伝えしてきました。

では、相手の休場などで取組そのものが行われなかった場合、かけられていた懸賞金はどうなるのでしょうか。

不戦勝で勝っても懸賞金は受け取れない

不戦勝とは、相手の休場などによって、土俵上で取組をせずに勝ちになることです。結論からいうと、不戦勝の場合は、その取組にかかっていた懸賞金を受け取ることはできません。

成績としては白星になりますが、懸賞金は、実際に行われた取組で勝った力士をたたえる意味合いがあるためです。

不戦勝の場合のポイント
  • 不戦勝は成績上は白星になる
  • 取組そのものは行われていない
  • その取組にかかっていた懸賞金は受け取れない

休場で取組がなくなると懸賞金そのものはどうなる?

相手の休場などで取組がなくなった場合、その取組に予定されていた懸賞は、そのまま不戦勝の力士へ渡されるわけではありません。

取組が行われない以上、懸賞そのものが取りやめになったり、別の取組へ懸け替えられたりすることがあります。

実際に、2026年夏場所2日目には、横綱・豊昇龍の休場に伴い、結びの藤ノ川戦に予定されていた懸賞60本のうち26本が取りやめになり、残りは義ノ富士-霧島の20本、若隆景-琴桜の8本などに懸け替えられたと報じられています。

「横綱豊昇龍の休場に伴い、結びの藤ノ川戦の懸賞60本のうち、26本が取りやめになった」

「残りは義ノ富士-霧島の20本、若隆景-琴桜の8本などに懸け替えられた」

出典:日刊スポーツ「豊昇龍休場に伴う懸賞の取りやめ・懸け替え報道」 2026年5月11日

この実例からも、休場で取組が行われない場合、懸賞は「不戦勝の力士へそのまま渡る」のではなく、取りやめや懸け替えになることがわかります。

■休場時の懸賞の扱い

  • 不戦勝の力士に懸賞金は入らない
  • 取組が行われないため、その取組の懸賞は成立しない
  • 予定されていた懸賞は取りやめになる場合がある
  • 別の取組へ懸け替えられる場合もある
管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

不戦勝は白星にはなるけど、懸賞金まで入るわけではないんだよね。

少しややこしく感じるかもしれないけど、まずは「実際に取組が行われて、その一番に勝った力士が懸賞金を受け取る」と考えるとわかりやすいよ。

相撲の懸賞金と負けた場合に関するよくある質問

ここまで、相撲の懸賞金は負けたらどうなるのか、不戦勝や休場時の扱いも含めて解説してきました。

最後に、特に気になりやすいポイントをQ&A形式で整理しておきます。

Q1. 相撲の懸賞金は負けた力士にも入りますか?

A. 負けた力士には入りません。

相撲の懸賞金を受け取れるのは、その取組に勝った力士だけです。懸賞旗が何本も回った取組でも、負けた力士が懸賞袋を受け取ることはありません。

Q2. 不戦勝の場合は懸賞金をもらえますか?

A. 不戦勝の場合は、その取組にかかっていた懸賞金を受け取ることはできません。

不戦勝は成績上は白星になりますが、取組そのものは行われていません。そのため、通常のように懸賞袋を受け取る流れにはならないのです。

Q3. 休場で取組がなくなった場合、懸賞金はどうなりますか?

A. 休場などで取組が行われない場合、予定されていた懸賞は取りやめになったり、別の取組へ懸け替えられたりすることがあります。

そのまま不戦勝の力士へ渡されるわけではありません。懸賞金は、実際に取組が行われて、その一番に勝った力士が受け取るものと考えるとわかりやすいです。

まとめ

相撲の懸賞金は、ボクシングや格闘技のファイトマネーとは少し違う性格を持っています。

試合に出た両者への報酬というより、その一番に勝った力士をたたえるお金。そう考えると、負けた力士に入らない理由も自然に理解できるのではないでしょうか。

昔の相撲には、勝った力士へ祝儀を贈る「纏頭(はな)」という文化がありました。今の懸賞金にも、スポンサーの応援や取組への期待が込められていると考えると、そこに通じるものを感じます。

その一番に向けられた期待や、勝ち切った力士への称賛まで感じながら観戦すると、相撲がまた少し味わい深く見えてくるはずです。

それでは最後に、AI横綱くんのひと言で締めたいと思います。
横綱くん、お願いします!

AI横綱くん
AI横綱くん

懸賞金は、勝った力士だけが受け取るもの。

そこには、その一番を勝ち切った力士への称賛と、応援する人たちの思いが込められている。

懸賞旗が回る時間も、勝負の重みを感じながら見てほしい。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら
ここまで読んだら、相撲の知識が少し増えた気がしますね。次はクイズで確認してみると、もっと楽しく覚えられますよ!
大相撲クイズまとめ記事へのイラスト
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