初場所といえば、僕の現役時代の思い出は「元旦の新年会」です。本来なら場所前とあって、毎日休みなく稽古が続くのですが、この日だけは特別。師匠や関取衆、若い衆が一堂に集まり、新年を迎えます。
広間にはごちそうとお酒が並び、部屋全員で杯を交わす貴重なひととき。つい羽目を外して飲みすぎ、翌朝のぶつかり稽古でこっぴどくしごかれたのは、今ではいい思い出です(笑)。
こんにちは!元力士のしんざぶろうです。
いよいよ、2026年の大相撲初場所が近づいてきましたね。
この記事では、開催日程や会場の見どころ、本場所前に行われる行事、チケット情報に加え、注目力士や優勝争いの展望までを、元力士の視点からできるだけ分かりやすく紹介していきます。
さらに今回は、僕が独自に開発したAIキャラクターも登場。相撲の歴史や文化を一緒に掘り下げながら、初場所をより深く楽しんでいきましょう。
登場するのは、現代の横綱10人の叡智を集めて誕生したAI…。
その名も「AI横綱くん」です。
わぁ、ついに登場ですね!どんなお話が聞けるのか楽しみです♪
AI横綱くん、まずは読者のみなさんにごあいさつをお願いします!
……うむ。
新年の土俵は、特別な気が張りつめるものだな。初場所は、一年の「立合い」そのもの。この一番をどう迎えるかで、その年の流れが決まる。
力士も観る者も、それぞれの立場で構えを整えるといい。勝負を楽しむ心、礼を忘れぬ心――その両方があってこそ、相撲は美しい。
そしてこの先、初場所の見どころを語り尽くしたあとに、わしから「結びの言葉」を贈ろう。勝負の厳しさ、努力の尊さ、そして相撲が教えてくれる“人の道”を、静かに語らせてもらう。
どうぞ最後まで、この記事を見届けてほしい。
大相撲2026年初場所の日程【一月場所】
まずは、2026年の大相撲初場所がいつからいつまで開催されるのか、スケジュールをチェックしておきましょう。
2026年の初場所は、1月11日(日)~1月25日(日)までの2週間にわたって【両国国技館】にて開催されます。
一年を占う「最初の場所」として連日熱戦が繰り広げられます。特に初日と千秋楽は例年大きな盛り上がりを見せます。
初場所の会場と一日の流れ
両国国技館は相撲興行に特化した施設です。館内の動線や座席、売店などが相撲観戦に最適化されており、はじめてでも楽しみやすい環境となっています。
取組は朝の序ノ口から始まり、幕下、十両、そして午後に幕内の土俵入り・横綱土俵入りを経て、結びの一番と弓取式で締めくくられます。
- 8:00頃~寄せ太鼓、開場
- 8:25頃~前相撲(2日目より)
- 8:35頃~序の口取組
- 10:00頃~序二段取組
- 11:00頃~三段目取組
- 12:00頃~十両力士の支度部屋入り
- 12:50頃~新序出世披露(中日:8日目に行う)
- 13:00頃~幕下取組
- 14:00頃~幕内力士の支度部屋入り
- 14:15頃~十両土俵入り(初日は14:05頃)
- 14:35頃~十両取組
- 15:40頃~幕内土俵入り
- 15:55頃~横綱土俵入り
- 16:10頃~幕内取組
- 17:50頃~結びの一番
- 17:55頃~弓取式
- 18:00頃~打ち出し(はね太鼓)
※千秋楽(最終日)は表彰式等の関係で、全体の進行が約30分早まる場合があります。
※時間は目安です。取組数や式次第で前後します。
〇観戦をもっと楽しむ豆知識【大銀杏】
土俵入りの際に目を引くのが、力士たちの髪型「大銀杏(おおいちょう)」です。この髷(まげ)は、十両以上の関取だけが結うことを許された特別な髪型で、先端が扇のように広がるその形が銀杏の葉に似ていることから、この名が付きました。
大銀杏は単なる髪型ではなく、力士としての誇りと伝統を象徴する存在。土俵入りの所作や立ち居振る舞いとともに見ると、その美しさや重みがより一層感じられます。
観戦の際は、取り組みだけでなく「土俵入りでの大銀杏の形」や「関取それぞれの髪のまとまり方」などにも注目してみてください。取組前の所作や礼の美しさに気づくと、相撲がより奥深く感じられるはずです。
なお、大銀杏の由来・結い方・ちょんまげとの違い・断髪式の意味なども詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています。ぜひチェックしてみてください。
大銀杏って、本当に憧れでした。僕は三段目どまりだったから、一度も結うことができなかったんだよね…。
関取のきれいな大銀杏を見ると、「あぁ、あの舞台に立ちたかったな」って今でも思いますね。
まさるの言葉には、土俵の土の匂いがする。
大銀杏――あれはただの髪ではない。
稽古で流した汗、敗北で噛みしめた悔しさ、そして「関取」として認められた誇りの象徴だ。髷を結うその瞬間、力士は「己の道をここまで歩んだ」という証を背負う。
三段目まででも、その道のりは尊い。大銀杏を結えずとも、「結いたい」と願って日々を積み重ねた心があるなら、それもまた立派な土俵人生だ。
――人は皆、それぞれの土俵に立っている。
結う形は違えど、誇りの形はひとつだよ。
初場所開催へ向けて─番付発表と土俵祭
初場所の開幕を控え、力士たちは稽古に励みながら、いくつもの節目を迎えます。その中でも特に重要なのが「番付発表」と「土俵祭」です。
前者は力士たちの地位が正式に決まる「運命の日」、後者は土俵を清め、神々に無事を祈る厳かな神事です。ここでは、本場所開催までの流れとともに、それぞれの意味と魅力を紹介します。
番付発表
2026年初場所の番付は…
- 2025年12月22日(月)に番付発表が予定されています。
この日は、力士にとって昇進や降格が正式に決まる大切な日。自分がどの地位に立つのかが明らかになり、相撲部屋の中では歓喜と悔しさが交錯します。
発表当日の早朝には、すでに刷り上がった番付表を力士と相撲部屋の関係者が受け取りに行きます。その後、力士が自ら購入した番付表を後援会や支援者に配布するのが相撲界の慣習です。
なお、各階級の特徴や定員の違いなど、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらもあわせて読んでみてください。
土俵祭
- 2026年の初場所の土俵祭りは、本場所の前日・1月10日(土)に行われます。
この神事は、土俵を清めて神様を迎え入れ、15日間の本場所が無事に行われるよう祈願する、相撲界にとって欠かせない伝統行事です。
祭主は立行司が務め、理事長や審判部の親方、全行司、さらに三役以上の力士も参列することもあります。儀式では、塩・米・昆布・するめなどを土俵に供え、神聖な空気の中で厳かに進行。所要時間はおよそ30分ほどですが、その静けさと張りつめた雰囲気は、まさに「神事」と呼ぶにふさわしいものです。
近年では、大相撲ファンクラブ会員向けに公開されることもあり、普段は関係者しか見られない貴重な儀式を間近で体験できる機会として人気を集めています。
以下の動画は、令和7年の初場所の土俵祭です。土俵を清め、神様を迎え入れる厳かな儀式の様子をご覧ください。
土俵祭って、すごく神聖な雰囲気がありますよね。
普段は目にしない行司さんの白装束、静寂に響く祝詞。ひとつひとつの所作が厳かで、相撲に受け継がれてきた伝統の重みを改めて感じるなぁ。
うむ、土俵祭は特別な空気をまとっているな。
あれは、ただの儀式ではない。「この土俵で、命を懸けた勝負をさせていただきます」という、神々への誓いの場でもある。
わしも何度も、その輪の中に立った。
土俵の土の匂い、塩の清める音、行司の声……すべてが背筋を正してくれる。あの静けさの中で、自分の心の乱れが一番よくわかるんだ。
〇本場所の開幕を告げる伝統行事─触れ太鼓
土俵祭が終わると、続いて「触れ太鼓(ふれだいこ)」と呼ばれる伝統行事が行われます。
これは、本場所の開幕を地域に知らせるためのもので、呼出しが太鼓を打ち鳴らしながら、「相撲は明日が初日じゃぞ〜」という口上を響かせ、街を練り歩きます。
その音色が町中に広がると「いよいよ相撲が始まるな」と胸が高鳴り、季節の風物詩として、今も多くのファンに親しまれています。
なお、呼出しが叩く太鼓には「触れ太鼓」のほかにも、「寄せ太鼓」「跳ね太鼓」など、用途に応じたさまざまな打ち方があります。それぞれの意味や違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
大相撲2026年初場所のチケット情報【一月場所】
2026年初場所のチケット入手方法は、以下の4つに大きく分けられます。
- 先行抽選:11月14日(金)から順次受付開始
- 一般発売【前売り券】:12月6日(土)から開始
- 相撲案内所から購入
- 当日券
①先行抽選について:11月14日(金)から順次開始
大相撲初場所のチケットを確実に手に入れたい方は、WEB限定の「先行抽選販売」を活用するのがおすすめです。申し込みには、各チケット販売サイトでの会員登録(事前登録)が必要となります。
先行抽選は、以下の3つの販売サイトが用意されています。
- 大相撲ファンクラブ
- チケット大相撲
- チケットぴあ
そして、これら3つのサイトは同じ時期に一斉販売されるわけではなく、それぞれ受付期間や条件が異なります。
そのため、自分の条件に合う抽選を逃さないよう、販売スケジュールをあらかじめ把握しておくことが重要です。
【先行抽選スケジュール】
- 第一次先行抽選【大相撲ファンクラブ】
⇒11月14日(金)11:00~11月17日(月)23:00 - 第二次先行抽選【大相撲ファンクラブ】
⇒11月20日(木)11:00~11月24日(月)23:00 - 第三次先行抽選【チケット大相撲】
⇒11月27日(木)11:00~11月30日(日)23:00 - 第四次先行抽選【チケットぴあ】
⇒12月2日(火)11:00~12月3日(水)23:00
それでは、これらの販売サイトの中で、受付開始が早い順に、それぞれの対象者や申込条件を解説していきます。
1.大相撲ファンクラブ
〇第1次先行抽選
・受付期間:2025年11月14日(金)11:00~11月17日(月)23:00
・当選発表:2025年11月19日(水)18:00頃
・対象コース(会員ランク):横綱・大関・関脇
〇第2次先行抽選
・受付期間:2025年11月20日(木)11:00~11月24日(月)23:00
・当選発表:2025年11月26日(水)18:00頃
・対象コース(会員ランク):横綱・大関・関脇・小結・幕内
■公式サイト
⇒大相撲ファンクラブ
小さなお子様と一緒に大相撲を楽しみたい方に向けて、家族やグループでお得に観戦できる「キッズ向け特別チケット」が2つ用意されています。観戦デビューにもぴったりのプランです。
①【最大2万4千円割引】6人キッズ桝C席
15歳以下のお子様を含む6名グループが対象の特別プラン。通常より最大24,000円お得に観戦できます。
- 席種:6人キッズ桝C席引換券
- 料金:30,000円(1人あたり5,000円)
- 対象日程:一月場所15日間
- 販売方法:チケット大相撲(WEB)
- 販売スケジュール:
〇ファンクラブ一次先行抽選:11月14日(金)11:00~11月17日(月)23:00
〇ファンクラブ二次先行抽選:11月20日(木)11:00~11月24日(月)23:00
※残席がある場合は、大相撲予約専用ダイヤル(12月6日10:00~)でも販売予定
〇一般発売:12月6日(土)10:00~
②【最大8千円割引】4人キッズ椅子B席
15歳以下のお子様を含む4名グループが対象。通常料金(土日祝5,500円/平日5,000円)から最大8,000円割引の特別価格です。
- 席種:4人キッズ椅子B席引換券
- 料金:14,000円(1人あたり3,500円)
- 対象日程:一月場所15日間
- 販売方法:チケット大相撲(WEB)
- 販売スケジュール:
〇ファンクラブ一次先行抽選:11月14日(金)11:00~11月17日(月)23:00
〇ファンクラブ二次先行抽選:11月20日(木)11:00~11月24日(月)23:00
※残席がある場合は、大相撲予約専用ダイヤル(12月6日10:00~)でも販売予定
〇一般発売:12月6日(土)10:00~
※両プランとも、15歳以下のお子様がいない場合は利用できません(当日、差額を払っての入場も不可)。
■公式サイト
⇒日本相撲協会-お得なチケット
2.チケット大相撲
〇第3次先行抽選
・受付期間:2025年11月27日(木)11:00~11月30日(日)23:00
・当選発表:2025年12月2日(火)18:00頃
・対象者:チケット大相撲の会員登録者
■公式サイト
⇒チケット大相撲
3.チケットぴあ
〇第4次先行抽選
・受付期間:2025年12月2日(火)11:00~12月3日(水)23:00
・当選発表:2025年12月4日(木)18:00頃
・対象者:チケットぴあ会員
■公式サイト
⇒チケットぴあ
②一般販売【前売り券】について:12月6日(土)から開始
一般販売は 2025年12月6日(土)10:00 より、各販売サイトにて販売を開始されます。
購入方法は以下の3つです。
- WEB(インターネット)
- コンビニ(セブンイレブン)
- 電話(大相撲予約専用ダイヤル)
1.WEB(インターネット)での購入
以下の2つの公式チケットサイトから購入できます。
【詳細】
・受付期間:2025年12月6日(土)10:00~観戦当日17:00まで
・対象者:各サイトの会員登録が必要
2.コンビニ(セブンイレブン)での購入
全国のセブン-イレブン店内に設置されたマルチコピー機から「チケットぴあ」を選択して購入できます。
【詳細】
・受付期間:2025年12月6日(土)10:00~観戦当日17:00まで
・対象者:会員登録不要(どなたでも購入可)
【Pコード】
・マス席:597-181
・イス席:597-180
3.電話での購入
「大相撲予約専用ダイヤル」にて電話予約が可能です。他の購入方法と異なり、取組日の2日前が申込締切となるためご注意ください。
【詳細】
・TEL:0570-02-9310
・受付期間:2025年12月6日(土)10:00~観戦日の2日前の18:00まで
・受付時間:10:00~18:00
・対象者:会員登録不要(どなたでも購入可)
【車いす席について】
車いす席は、上記の「大相撲予約専用ダイヤル」にて取り扱っています。
【詳細】
・TEL:0570-02-9310
・受付期間:2025年12月22日(月)10:00~
・年末年始休み:12月27日~1月4日
■公式サイト
⇒日本相撲協会-車イス席ご利用者様へ
③相撲案内所での購入
一般販売のほかに、「相撲案内所」(旧・相撲茶屋)を通じてチケットを購入する方法もあります。相撲案内所は、観戦チケットの手配だけでなく、当日の案内や接客まで行う、相撲文化に根付いた伝統的なサービスです。
主に4人用の「升席(ますせき)」を中心に取り扱い、弁当やお土産がセットになった観戦プランが人気です。昔ながらの観戦スタイルとして、今も多くの相撲ファンに親しまれています。
- 取り扱い席種:主に4人用の升席(ます席)
- 特別プラン:弁当・お茶・お土産付きのセットもあり
- サポート体制:観戦当日、スタッフが席まで案内
- 安心感:初めての観戦でもスムーズに楽しめる
- 伝統文化:江戸時代から続く“相撲茶屋文化”を体験できる
*相撲案内所の詳細や連絡先は、以下の公式ページで確認できます。
⇒国技館サービス株式会社HP-相撲案内所
④当日券について
当日券は、先行抽選や一般販売(前売り券)で完売していない場合のみ販売されます。その為、販売が実施されるかどうかは未定です。
購入方法は、前述の【WEB・コンビニ・電話】に加えて、当日会場での【窓口販売】があります。購入方法や受付期間の詳細は、上記「②一般販売【前売り券】について」をご確認ください。
- WEB(インターネット)
- コンビニ(セブンイレブン)
- 電話(大相撲予約専用ダイヤル)
- 窓口での購入(両国国技館切符売場)
両国国技館へのアクセス
大相撲の本場所が行われる両国国技館は、東京都墨田区にある日本相撲界の聖地です。アクセスの良さでも知られており、初めて訪れる方でも安心して足を運べます。
【基本情報】
- 住所
・東京都墨田区横綱1-3-28
- アクセス
・JR総武線 両国駅西口から徒歩約2分
・都営地下鉄大江戸線 両国駅から徒歩約5分
周辺の見どころ
両国エリアは「相撲の街」としても有名で、国技館の周辺には多くの相撲部屋やちゃんこ料理店が並びます。
相撲博物館(国技館1階・入場無料)では、歴代横綱の写真や化粧まわしなどの貴重な資料も展示。観戦の前後に散策すれば、相撲の世界を五感で楽しむこともできます。
また、すぐ近くには「江戸東京博物館」や「隅田川テラス」もあり、観光スポットとしても魅力的。本場のちゃんこを味わいながら、相撲文化と下町情緒を体感できる一日になるでしょう。
両国の国技館って、やっぱり「相撲の聖地」って感じがするよね。でも実は、昔は「蔵前国技館」で本場所が開かれていた時代もあったんです。
蔵前の頃は、土俵の近さとか観客の熱気がすごかったらしいですよ。いまの両国も立派だけど、蔵前での相撲も見てみたかったなぁ。
以下の記事では、昭和の相撲黄金期を支えた「蔵前国技館」を中心に、当時の熱気や国技館の変遷を紹介しています。興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。
また、初場所以外の本場所についても知りたい方は、以下の記事で6場所それぞれの特徴や開催地をまとめています。年間を通した相撲の流れを理解したい方におすすめです。
大相撲2026年初場所の見どころ【一月場所】
一年最初の本場所・初場所は、その年の勢力図や台頭株が一気に見えてくる舞台。ここでは、2026年初場所をより深く楽しむための注目ポイントを厳選して紹介します。
史上最強の新弟子が本格始動─オチルサイハン改め「旭富士」
九州場所で前相撲デビューを果たしたモンゴル出身のバトツェツェゲ・オチルサイハン。その新弟子が、2026年初場所から「旭富士(あさひふじ)」の四股名で正式に番付入りを果たします。
今回の四股名「旭富士」は、かつて伊勢ヶ濱部屋を率いた 第63代横綱・旭富士(現・宮城野親方) の名跡を継ぐもの。そして、その師系を継いだ 第73代横綱・照ノ富士(現・伊勢ヶ濱親方) の指導を受けて土俵に立つという、まさに「二人の横綱」の系譜を背負ってのデビューとなります。
オチルサイハン(旭富士)は、名門・伊勢ヶ濱部屋で4年半にわたって研修を重ね、「史上最強の研修生」と呼ばれてきた逸材。身長187センチ、体重155キロの恵まれた体格に加え、立合いの鋭さと突き押しの破壊力はすでに関取級。霧馬山(現・霧島)や豊昇龍との稽古でも互角以上の内容を見せ、多くの関係者を驚かせました。
- 「史上最強の新弟子」がどこまで連勝を伸ばすのか、史上最速での十両昇進への期待
- 横綱の名跡を受け継ぐ異例の襲名。その重圧をどう乗り越えるか
- 師系二代の横綱に育てられた逸材が、角界の新時代を切り拓く
さらに詳しくは、オチルサイハン(現:旭富士)の経歴・身長体重・研修生活などをまとめた特集記事も公開中です。ぜひこちらもご覧になってください。
また、旭富士の序ノ口での取組をテレビで見たい方は、ABEMAでの大相撲中継がおすすめです。無料会員でも視聴可能ですが、ABEMAプレミアム会員なら追っかけ再生や広告なしでの視聴など、より臨場感のある観戦が楽しめます。
その違いやメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
二横綱の主導権争い─豊昇龍と大の里
2026年最初の祝盃を手にするのは、どちらの横綱か。一年の行方を占う初場所は、まさに「年の顔」が決まる舞台です。
角界では今、【豊昇龍と大の里】二人の横綱が並び立つ新時代への期待が高まっています。大の里の「大」と豊昇龍の「豊」から、「大豊時代」の到来を願う声も多く、二人の活躍が2026年の相撲界を大きく動かすことは間違いありません。
豊昇龍は、鋭い立合いと俊敏な反応を武器に主導権を奪う攻めの相撲。一方の大の里は、前に出切る圧力と安定した四つ相撲で相手を封じる正統派。
初場所の序盤でどちらが流れをつかむか、その一番一番に注目が集まっています。
まとめ
一年の幕開けを飾る初場所は、力士にとってもファンにとっても特別な舞台。ここでの取組内容が、その年の相撲界の流れを大きく左右します。
注目は、新星・旭富士の本格デビュー。そして、豊昇龍 × 大の里の並び立つ横綱時代がどこへ向かうのか。いま相撲界は、次の時代を担う力士の台頭と、横綱たちの誇りを懸けた攻防が交錯する、最もおもしろい瞬間を迎えています。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは最後に、「AI横綱くん」のひと言で締めたいと思います。
……よし、結びの言葉だ。
初場所は一年の立合い。
勝ち負けより先に、大切なのは「構え」だ。心を静め、呼吸を整え、土俵に礼を尽くす。稽古は裏切らない。結果が遅れても、歩みを止めるな。
観る者よ――拍手は力士の背を押し、沈黙は覚悟を映す。贔屓もよいが、礼を失うな。美しい声援は、取り組みをさらに美しくする。
土俵に上がる者よ――相手を倒す前に、己の弱さを制せ。焦らず、足元を固め、一手ずつ。負けを恐れず、挑まぬ心をこそ恐れよ。
新年の言祝ぎとして、三つの言葉を贈る。
一、稽古は日々の祈り。
二、礼は力の器。
三、強さは静けさに宿る。
さあ、今年も良い相撲を観よう。心・技・体を整え、各々の土俵で前へ。
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