こんにちは!しんざぶろうです。
「力士を引退するけど、まずは何をしたらいいんだろう。」
「自分がどんな仕事をしたいのか、わからない」と、悩んでいる方もいると思います。
(この記事では相撲界から離れ、一般社会で生活していくことを決めた元力士を対象に書いています。)
僕も力士を引退後、数年間は目的もなく「何となく」生活していた状態でした。
そして、自由にならなかった時間を取り戻すかのように、毎日遊びまくるという「不毛の時」を過ごしていたのです。
今思い返すと、もっと有効にお金と時間を使えばよかった、と思うことがあります。
そこで今回、元力士「しんざぶろう」がお伝えする内容は、
- 力士を引退したらすべきことは?
- 自分らしく生きるために必要なこと
についてです。
僕のように「貴重な若い時間」を浪費しないために、この記事を最後まで読んでいただければと思います。きっと有意義に過ごすヒントが得られると思いますよ。
力士を引退したらすべきことは?
まずは、生活の基盤を固めなくてはなりません。
あなたが実家に戻り親元で暮らすのか、1人で生活していくのかに関わらず、おこなっておいた方がいいと感じた事を3つご紹介いたします。
1、行政手続き
- 住民票の異動
- 国民健康保険への加入
- 国民年金への加入
これは一番初めに済ませておいた方がいいでしょう。
詳しい情報や手続きの方法はwebで調べるか、最寄りの市役所などの行政で確認してみてください。のちのち面倒なことになるので、早めに手続きしてしまいましょう!
ちなみに国民健康保険・年金は収入に応じて免除制度もありますので、自分が該当するかどうかも調べてもらった方がいいですよ。
2、普通自動車免許の取得
公共交通機関が充実している地域に住んでいるのであれば、必ず必要なものではありません。しかし、自動車を運転する以外の利用価値として「身分証明」があります。
住所、氏名、顔写真付きの証明書として信頼度は高く、クレジットカードや銀行口座をつくる時などに、運転免許証が重宝します。
また、長い人生の中で、いつ車の運転が必要になるかわかりません。
歳をとってから免許を取得するのは、身体的に困難です。
身体の自由が利く若いうちに取ってしまいましょう。
僕の場合は「自動車教習所」へ通学し、半年ほどで免許を取得しましたが、当時はアルバイトをしており、授業の予約を調整するのに苦労しました。
授業の間隔が空いてしまうと運転方法を忘れてしまうので、続けて予約しようとするのですが、予約が埋まっている事も多くありました。
そこでおすすめするのが「合宿」です。
泊りがけで集中して授業を受けるので、身につくのが早く、しかも1カ月足らずで免許が取得できます。時間が短縮でき、免許を取れば仕事の選択肢も広がります。
余計な時間をかける必要はありません。
ぜひ検討してみてください!
3、学歴について考える
最終学歴が義務教育までだと、仕事の選択肢はものすごく少ないです。
あなたがなりたい職業にもよりますが、これからご紹介する2つの選択肢を早い段階で考えた方がいいかもしれません。
高校を卒業する
高校には大きく分けて以下の3種類があります。
- 全日制高校:3年
- 定時制高校:最低3年
- 通信制高校:最低3年
メリット:最終学歴が高校卒になる。求人の幅が広がります!
デメリット:通学期間が長い
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
14科目中、8~10科目を受験し合格すれば、高校卒業と同等の学力がある事を認定してくれる制度。(一度にすべて合格する必要はなく、合格した科目は以後免除される)
メリット:通学せずとも、試験に合格さえすればいい。学費も通信講座などで少なく済ますことができる。大学や専門学校の受験資格が得られる。
デメリット:最終学歴が「中学卒業」のまま。しかし、文部科学省によると「就職、資格試験等に活用することができます。」とある。
*大学や専門学校などで、専門知識を学びたいと考えている方におすすめです。
ちなみに、僕もこの認定試験を合格しています。(進学はしていませんが・・)
自分らしく生きるために必要なこと
当然ですが、自分の事を知らなくては自分らしく生きる事はできません。
しかし、自分がどんな能力があり、何が向いているのか、自分の事だからこそわからない人の方が多いと思います。
僕も例外ではなく、力士をやめてから20年以上も悩んできました。
今でも「自分には向いていないんじゃないか」と感じながら、生きるために介護の仕事をしています。
しかし、今では「この仕事!」と、明確な目標はないにしても、「webビジネスを展開していく」という方向は定まっています。
それは、自分という人間の性質を理解できるようになったからだと感じています。
そこで、僕がおこなった方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1、今まで生きてきて夢中になった事
ゲームや漫画、シール集めなど、何でも良いので夢中になっていた物を書き出してください。「ちょっとこれは違うかな・・・」などという、ブロックはせずにすべてです。
そして、なぜ夢中になっていたのか理由も考えてください。
たとえば「お笑いが好き⇒楽しい気分になれるから。笑っていると嫌な事を忘れられる。」などなど、思いつく限り書き出します。
2、憧れていた職業や人
「横綱に憧れている!」のはわかっていますが、それ以外で書き出してみましょう。
これも「学歴がないから自分にはなれない・・・」とか、余計なブロックはしないで、すべて書いてください。
そして、同じように理由も書きましょう。
3、共通点をみつける
夢中になったことと憧れていた職業をすべてを書き出せたら、理由を見比べてみてください。その中に共通点があると思います。
その共通点こそが、あなたの「好きな事・やりたい事」なのです。
ちなみに簡単にですが、僕の場合はこうなりました。
夢中になった事:シール集めに夢中になった
⇒イラストがカッコよかった。キラキラしてきれいだった。シールのキャラで妄想して遊ぶのが好きだった。
憧れている職業:絵本作家やイラストレーター
⇒自分の世界を表現できる。人に感動を与える事ができる。
共通点:自分の世界に浸るのが好き。人を楽しませる事が好き。
結果:自分の経験や世界観を伝える事で、他者の役に立ちたい。
⇒そうしてwebデザイナーに興味を持ち、職業訓練学校へ通学しました。
しかし、webデザイナーとして生活するには自分の実力では難しいと感じ、現在は試行錯誤しながらも、こうして「ブログ」を書くまでになっています。
まとめ
今回は「力士を引退したらすべきことは?自分らしく生きるために必要なこと」
という内容で僕の体験をもとに、ご紹介させていただきました。
僕は長い間、自分がやりたい事に対して「頭が悪いから・・・」「生活できる保障がないから」などと、できない理由ばかり並べて、やらない事を正当化してきました。
しかし「どうやったらできるのか?」と考えなければ、人生が豊かにならない事を学びました。今までの人生を後悔してはいませんが「もう少し若い時に気が付いていれば!」という思いはあります。
あなたが僕と同じ思いをしないよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回の記事でお会いしましょう。