大相撲トーナメントは、本場所と違って関取衆だけが土俵に上がります。僕が現役の頃、付き人として一度だけ会場に行ったことがあるんですが、雰囲気が本場所とまったく違って驚きました。
高額賞金がかかっているとはいえ、勝っても負けても番付には影響しません。だから関取衆もどこか和やかで、お祭りみたいなイベント色が強いんですよね。
それに、本気を出しすぎてケガをしたら本場所に響いてしまい、結果的に収入面でもマイナスになりかねない。かといって、手を抜きすぎて見ごたえがなければ、お客さんはつまらないと感じてしまいます。
この力の入れどころの絶妙さこそ、本場所とは違うトーナメントの面白さのひとつなのだと思います。
こんにちは!元力士のしんざぶろうです。
いよいよ、2026年の大相撲トーナメントが近づいてきました。
この記事では、まず開催日程と会場、当日の流れをわかりやすく整理したうえで、チケットの買い方や席の選び方まで、迷わず準備できる形でまとめていきます。そのうえで、トーナメントならではのルールや見どころ、優勝賞金などのお金の話まで、元力士の視点で噛み砕いて紹介していきます。
そして今回も、僕が独自に開発したAIキャラクター「AI横綱くん」が登場します。相撲の歴史や文化の背景も交えながら、大相撲トーナメントをもう一段深く楽しんでいきましょう。
大相撲トーナメントっていうくらいだから、勝ち抜き戦なのよね。好きな力士がどんどん勝ち上がっていくところを想像すると、もうそれだけでワクワクしちゃう♪
本場所とどう違うのかも、すごく気になってました。どんな話が聞けるのか楽しみです。
じゃあAI横綱くん、まずは読者のみなさんにごあいさつをお願いします。
…うむ。
AI横綱くんだ。
トーナメントは、一日で勝負が決まる。ゆえに、一番一番の重みが濃い。
番付は動かぬが、誇りは動く。勝負の熱は本場所に劣らぬ。
力士は、勝ちに行く心と、次の本場所を守る心、その両方の間で立つ。
観る者もまた、勝負を楽しむ心と、礼を忘れぬ心を持つといい。相撲はそのとき、より美しくなる。
この先、日程やチケットの話から、ルール、見どころまで語り尽くしたあとに、わしから結びの言葉を贈ろう。
どうぞ最後まで、見届けてほしい。
それではまず、2026年の大相撲トーナメント開催日程から確認していきましょう。
2026年大相撲トーナメントの日程
大相撲トーナメントは、例年2月上旬の日曜日に開催される一日決戦です。今回は第五十回という節目の年で、2026年2月8日(日)に国技館(両国)で開催されます。開場は11時00分、打出し(終了)は17時30分の予定です。
- 開催日:2026年2月8日(日)
- 開場:11時00分
- 打出し(終了):17時30分
- 賞金:総額1,132万円
大相撲トーナメント当日の流れ
ここで紹介するタイムテーブルは、前回(第四十九回大会)の実績をもとにした目安です。出場力士数や演目によって変更される可能性があるので、当日は最新情報もあわせて確認してください。
- 11:00~開場
- 12:00~太鼓打ち分け
- 12:07~十両土俵入り
- 12:19~十両トーナメント
- 13:50~十両表彰式
- 13:55~お好み実演(相撲甚句/初切など)・綱締め
- 14:35~幕内土俵入り
- 14:42~横綱土俵入り
- 14:57~幕内トーナメント
- 17:07~幕内トーナメント戦・優勝決定戦
- 17:20~幕内トーナメント戦・表彰式
- 17:23~打出し
午前中は十両トーナメント、午後から幕内トーナメントって、ちゃんと一日中楽しめるスケジュールになってるんですね。せっかくなら、開場の時間からゆっくり入って、最初から全部見てみたいなあ♪
そうそう。取り組みだけじゃなくて、巡業ではおなじみの相撲甚句や初切なんかもやるみたいだから、本場所のときとはまた違う国技館の雰囲気が味わえるよ。
一日通して見てみると、「トーナメントってこういうイベントなんだ」って全体の空気もつかめるからね。時間に余裕があるなら、朝からまるごと楽しんでみてほしいな。
2026年大相撲トーナメントのチケット情報
大相撲トーナメントのチケットは、席の種類が多く、購入窓口もいくつか用意されています。初めてだと迷いがちですが、押さえる順番さえ決めれば大丈夫です。
まずは、次の2ステップで考えるとスムーズです。
- 人数で席種を決める
ひとりならイス席。友人や家族と行くならマス席(4人)やペアマス席(2人)がおすすめです。 - 買い方を決める
ネット購入が手軽ですが、コンビニ端末でも買えますし、電話受付の窓口も用意されています。自分に合った購入方法を選びましょう。
そして以下に、席種ごとの料金と特徴を一覧でまとめましたので、席を決める目安にしてください。
席種別チケット料金一覧表(税込)
席種名の後ろにある(1~5)などの数字は座席の区画番号です。基本的には数字が若い方が前(土俵寄り)のエリアになります。
| 席種 | 人数 | 料金 | 1人あたり目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| タマリ席 |
1名 |
19,500円 | 19,500円 | 土俵に最も近い |
| マスA席(1~5) |
4名 |
48,000円 | 12,000円 | マス席で一番前のランク |
| ペアマスA席(6~8) |
2名 |
26,000円 | 13,000円 | 2人でゆったり、土俵にも近い |
| マスB席(9・10) |
4名 |
39,000円 | 9,750円 | コスパ型のマス席 |
| ペアマスB席(11・12) |
2名 |
22,000円 | 11,000円 | ペアマス席の中間位置 |
| マスC席(13・14) |
4名 |
33,000円 | 8,250円 | マス席で一番後ろのランク |
| ペアマスC席(15) |
2名 |
18,400円 | 9,200円 | ペアマス席で最安 |
| イスA席(2階:1~6) |
1名 |
8,000円 | 8,000円 | 折りたたみ式のカップホルダー付きテーブルがあるタイプ |
| イスB席(2階:7~11) |
1名 |
3,700円 | 3,700円 | テーブルなし、バランス型 |
| イスC席(2階:12~14) |
1名 |
3,100円 | 3,100円 | テーブルなし。座面はやや硬めに感じる人も |
※4歳以上はチケットが必要/3歳以下は無料(座席を使う場合はチケットが必要)
※本場所のマスS席・イスS席・イスD席の取扱いはありません
- 迷ったらイス席。快適さ重視ならイスA、コスパならイスB、最安ならイスC。イス席は2階の席なので、土俵全体を見渡したい人に向いています。
- 複数人ならマス席/ペアマス席。座布団で座って観るスタイルなので、ゆったり楽しみたい人向け。マス席は1階なので、距離の近さや迫力を重視する人におすすめです。
- マスA・B・Cの差は基本的に土俵への近さ。Aが近く、B、Cの順に後ろになります。
イス席もマス席も、それぞれ魅力があって迷っちゃいますね。
土俵の近さも気になるけど、長時間座ることを考えると、イスの方が楽かなあっていう気持ちもあって…。
初めてなら、イスAかイスBあたりがバランス良いと思うよ。一度現地の雰囲気をつかんでから、「次はマス席で近くで見たい」とか、自分の好みを決めていくのもおすすめかな。
チケットはどこで買える?(一般チケット販売窓口)
席の目安がついたら、次は購入方法です。一般チケットは、公式に案内されている複数の窓口から購入できます。ネット購入が手軽ですが、コンビニ端末や電話受付でも申し込みが可能です。
下の表に、公式の販売窓口を一覧でまとめました。コンビニ端末で購入する場合は、あわせてコードも載せているので、利用するお店とコードを確認しましょう。
| 窓口 | URL | 電話 | コンビニ端末 | コード | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本大相撲トーナメント事務局 | https://www.grandsumo.jp/ | 03-5530-2052 (平日10:00~18:00) |
なし | - | 電話受付のみ 銀行振込のみ (年末年始休業12/24~1/5) |
| フジテレビダイレクト | https://fan.pia.jp/fujitvdirect/ | なし | なし | - | - |
| 文化放送ショッピング | https://joqr2933.jp/item-detail/647645 | 03-3433-2933 (平日10:00~17:00) |
なし | - | - |
| チケットぴあ | https://w.pia.jp/t/grandsumo/ | なし | セブン-イレブン (マルチコピー機) |
【Pコード】 タマリ: 864-688 マス・ペアマス:864-685 イス:864-686 お土産:864-689 |
ヘルプ https://t.pia.jp/help/ |
| ローチケ | https://l-tike.com/sports/grandsumo/ | なし | ローソン・ミニストップ (Loppi) |
【Lコード】34661 | ローチケFAQ https://faq.l-tike.com/ |
| e+(イープラス) | https://eplus.jp/grandsumo/ | なし | ファミリーマート (マルチコピー機) |
- | イープラスお客様サポート https://eplus.jp/qa/ |
| セブンチケット | https://7ticket.jp/s/113302 | 0077-787-711 (9:00~20:00) |
なし | 【セブンコード】113-302 | お問合せ https://7ticket.jp/inquiry |
| 楽天チケット | https://r-t.jp/grandsumo | 050-5893-9366 (全日10:00~17:00) |
なし | - | - |
| 産経iD | https://id.sankei.com/ev/29472-2/ | 0570-033-433 (10:00~18:00/年末年始除く) |
なし | - | オンライン販売のみ/ ファミリーマート発券 |
相撲土産引換券
チケットを申し込む際に、もうひとつ確認しておきたいのが相撲土産の引換券です。これは入場チケットとは別に申し込むオプションで、当日は引換券を持って売店などで受け取ります。
相撲は、弁当やお茶を広げながら、ゆったり飲食して観戦できるのが醍醐味のひとつです。マス席はもちろん、イス席でも、じっくり土俵を眺めながら食事を楽しめます。他のスポーツではなかなか味わえない、相撲ならではの観戦スタイルを、ぜひ体験してみてください。
- 相撲弁当引換券:3,300円(税込)
内訳:相撲弁当/お茶/大会プログラム - 相撲ちょい飲み引換券:5,000円(税込)
内訳:缶ビール/やきとり(小)/おつまみ/相撲弁当/お茶/大会プログラム
- 販売窓口:事務局・チケットぴあ・ローチケ・e+・セブンチケット
- 申込締切:2026年1月23日(金)
※ただし販売規定数に達し次第、受付終了となります。 - 公式ホームページ
⇒https://www.fujitv.co.jp/events/grandsumo/ticket.html#ti02
〇チケットが完売していた場合
人気の高い席は、発売からあっという間に完売してしまうことがあります。そんな時は、まず落ち着いて次のポイントを確認してみてください。
- まずは購入元の公式サイトやプレイガイドの販売ページをチェック
キャンセル分や再販売が出ていないか、ときどき覗いてみるのがおすすめです。 - 席種の条件を少しだけ広げて探す
タマリ席がダメならマス席、マスAがダメならマスB・CやイスAなど、優先順位を緩めると空きが見つかることもあります。 - 出どころ不明の高額転売チケットには要注意
フリマアプリやオークション経由のチケットは、入場を断られるリスクもあります。基本的には、公式サイトや公認プレイガイドなど、正規ルートで購入しましょう。
2026年大相撲トーナメントの会場とアクセス
2026年の大相撲トーナメントは、例年通り【両国国技館】で行われます。相撲ファンにはおなじみですが、初めて行く方のために、アクセスを簡単に整理しておきます。
【会場情報】
- 住所
■東京都墨田区横綱1-3-28
- アクセス
①JR総武線 両国駅西口から徒歩約2分
改札を出て案内表示に沿って歩けば、すぐ目の前に国技館が見えてきます。
②都営地下鉄大江戸線 両国駅から徒歩約5分
地下から地上に上がると、少し歩きますが、それでも十分歩ける距離です。
開場は11時なので、ゆっくり十両から楽しみたい方は、10時30分~11時ごろの到着を目安にすると余裕があります。幕内トーナメントだけを狙うなら、午後からの来場でも間に合いますが、駅や周辺が混み始める時間帯なので、少し早めに動いておくと安心です。
〇周辺のちょっとした見どころ
両国エリアは「相撲の街」として知られていて、国技館の周りには相撲部屋やちゃんこ料理のお店が集まっています。時間に余裕があれば…
- 観戦前後にちゃんこ鍋のお店に立ち寄る
- 国技館1階の相撲博物館をのぞいてみる
といった楽しみ方もできます。トーナメント当日は、一日で十両と幕内トーナメントまで一気に進むので、早めに両国に入って、街ごと相撲気分に浸るのもおすすめです。
大相撲トーナメントとは
大相撲トーナメントは、毎年2月上旬の日曜日に両国国技館で行われる一日制の特別興行です。フジテレビが勧進元(興行の中心を担う主催者的な立場)となって開催している大会で、位置づけとしては本場所とは別枠の花相撲。大会賞金総額は1,132万円と、花相撲としては最大級のスケールを誇ります。
ただし、本場所とは性格が少し違います。この大会の勝敗は番付には一切影響せず、あくまでイベント色の強い花相撲です。その一方で、土俵に上がるのは一月場所で幕内・十両に在位していた関取だけ。関取衆だけが集まって、真冬に一日がかりで優勝を争う勝ち抜き戦になっているのが、大相撲トーナメントの大きな特徴です。
- 毎年2月上旬の日曜日に開催される一日制の特別興行
- 会場は東京・両国国技館、フジテレビが勧進元として開催
- 本場所とは別枠の花相撲で、大会賞金総額は1,132万円と最大級クラス
- 勝敗は番付に影響せず、イベントとしての側面が強い
- 出場できるのは一月場所で幕内・十両に在位していた関取のみ
- 関取衆だけが真冬の一日で優勝を争う勝ち抜きトーナメント形式
大相撲トーナメントの歴史
日本大相撲トーナメントの第1回大会が開かれたのは、1977年(昭和52年)2月6日。会場は今と同じ国技館で、その後もずっと両国の地で続いてきました。
初期は2日制で行われていた時期もあり、十両以下のトーナメントや部屋別対抗戦、OB戦など、さまざまな企画が組まれていたこともあります。そうした変遷を経て、現在は以下のようなスタイルにまとまりました。
- 毎年2月上旬の日曜日に開催
- 会場は両国国技館
- 「十両トーナメント」と「幕内トーナメント」を同日に実施
一方で、長い歴史の中では開催できなかった年もあります。八百長問題の影響を受けた2011年、新型コロナの影響による2021年・2022年など、合計3回は中止となりました。
トーナメントが毎年あって当たり前ではない。そう考えると、第五十回という節目を迎える2026年大会が、予定通り両国で開催されるというだけでも、いつも以上に特別な一日だと感じられるはずです。
なお、第35回・第45回・第46回大会は中止となりましたが、通し番号としてはカウントされています。そのため、2026年は名称としては「第50回大会」ですが、実際に土俵が組まれるのは通算47回目のトーナメントということになります。
本場所との違いと基本ルール
そんな大相撲トーナメントは、本場所とはいくつか大きく違うポイントがあります。ここでは、その特徴を4つに絞って整理しておきます。
①番付への影響はない
本場所は15日間の勝ち星がそのまま翌場所の番付に反映されますが、大相撲トーナメントの勝敗は番付には一切影響しません。
- 本場所:成績=番付に直結する公式戦
- トーナメント:番付は変わらない花相撲(イベント)
という位置づけになっています。
②トーナメントは「幕内」「十両」の2本立て
この大会の出場資格は、直前の一月場所の番付で幕内・十両にいる力士です。番付の境目で昇降格が濃厚な力士がいても、あくまで一月場所時点の地位が基準になります。そのうえで…
- 十両トーナメント
- 幕内トーナメント
という2つのトーナメントが行われ、それぞれに優勝力士が1人ずつ決まります。
同じ一日で、十両と幕内の2人の優勝力士が生まれる仕組みになっています。
③一日完結のシングルエリミネーション
大相撲トーナメントでは、幕内も十両も、基本は一度負けたらその時点で脱落する勝ち抜き方式で進みます(十両は最後に巴戦がありますが、途中までは同じ勝ち抜き戦です)。
幕内で優勝を狙う力士の場合、その日一日で最大6番ほど取り切らなければなりません。本場所が一日一番なのに対して、トーナメントは一日で何番もこなす世界。体力の配分もメンタルの切り替えも、本場所とはまったく別の戦い方が求められます。
④本場所では原則組まれない同部屋対決も実現
本場所では原則として同部屋同士の取組は組まれませんが、大相撲トーナメントでは同部屋対決が組まれる可能性があります。これが、この大会ならではの大きな見どころのひとつです。
同じ部屋の力士同士が本気でぶつかるって、想像しただけでドキドキしますね…。普段は一緒に稽古している仲間だからこそ、絶対に負けたくない気持ちも強そう。
うむ。同部屋の一番は、外から見るよりずっとやりづらいものだ。
毎日稽古でぶつかっていて、相手の手の内も弱点もよく知っている。だからこそ、ごまかしは一切きかぬし、遠慮もしてはいけない。一緒に飯を食う仲間を、土俵の上では容赦なく攻め切る。そのうえで、礼を失わぬことが求められる。
そのバランスを保つのが難しくてな。同部屋対決は、技だけでなく「心の構え」が問われる一番なのだ。
幕内トーナメントの仕組み
幕内トーナメントに出場できるのは、一月場所時点で幕内にいた力士たちです。流れをざっくり整理すると、次のようになります。
- 前頭下位の力士が1回戦から登場し、まず下位同士で対戦する
- そこから勝ち上がった力士に、2回戦から横綱・大関・三役など上位力士が合流する
- 1回戦スタートの力士は最大6番、2回戦スタートの力士でも最大5番を取り切ると優勝にたどり着く
土俵や決まり手のルールそのものは本場所と同じですが、負けた瞬間にその日の出番が終わる、勝ち続ければ一日に何番も取る、という条件の違いが、独特の緊張感を生みます。
番付の上下に関係なく、勢いに乗った平幕が横綱や大関を次々となぎ倒す展開もあれば、その逆に、格上の力士が一瞬の隙で足元をすくわれることもある。一番一番のドラマが、そのままトーナメントの流れに直結していくのが、幕内トーナメントの面白さです。
十両トーナメントの仕組み
十両トーナメントは、直前の一月場所で十両に在位していた力士が対象です。幕内と比べると、次のような特徴があります。
- 十両力士を3つのブロックに分けてトーナメントを行う
- 各ブロックを勝ち上がった3人で巴戦を行い、その日の十両優勝者を決定する
巴戦では、3人のうち誰かが他の2人に連勝した時点で優勝が決まります。星の並びや勝ち方次第で展開がくるくる変わるので、会場でもどよめきが起きやすい場面です。
そして、十両の力士たちにとっては、本場所とは別のかたちで存在感を示せる貴重な舞台でもあります。観ている側も「この中から次の幕内常連が出てくるかもしれない」と想像しながら見ると、十両トーナメントの一番一番が、ぐっとおもしろく感じられるはずです。
日本大相撲トーナメントとは別に、秋には「明治神宮例祭奉祝 全日本力士選士権大会」というトーナメントも行われます。毎年、明治神宮の例祭にあわせて開催される奉納相撲で、幕内や十両の力士がトーナメント形式で優勝を争います。
観客は、明治神宮関係者や招待客が中心で、一般向けのチケット販売はほとんどありません。会場の様子はBS放送や配信で取り上げられることが多く、ファンはテレビ越しに楽しむ形になります。
優勝賞金はいくら?賞金総額と内訳
大相撲トーナメントと聞くと、やっぱり気になるのが「優勝したらいくらもらえるのか」というところです。まずは大会全体の賞金と、幕内・十両の優勝賞金から整理しておきます。
花相撲としては最大級の賞金総額
大相撲トーナメントの賞金総額は、幕内・十両あわせて1,132万円とされています。花相撲としては、トップクラスの規模と言っていい額です。その中でも、主な「優勝・準優勝」の金額は次の通りです(第49回大会実績)。
- 幕内優勝:250万円
- 幕内準優勝:75万円
- 十両優勝:50万円
- 十両準優勝:20万円
一日限りの大会で、これだけの賞金を手にできるのは、それぞれのトーナメントで決勝まで勝ち残ったごく一部の力士だけです。花相撲という位置づけではありますが、関取たちにとっては十分に「狙う価値のある」舞台だと言えるのではないでしょうか。
その他賞金の内訳:勝ち上がり賞金・出場手当
賞金が出るのは、優勝・準優勝だけではありません。「負けたらゼロ」ではなく、勝ち上がりや出場そのものにもお金が分配されます。
幕内トーナメントの第49回大会(2025年)の例では、賞金は次のように設定されていました。(※十両は金額設定が異なります)
- 準決勝勝者:10万円
- 4回戦勝者:10万円
- 3回戦勝者:10万円
- 2回戦勝者:10万円
- 1回戦勝者:10万円
- 出場手当(敗者):5万円
- 敢闘賞:20万円
このように、勝ち上がっていくほど賞金が積み上がっていきますし、早いラウンドで敗れても最低限の出場手当が支給される仕組みになっています。ここで挙げた金額は、第49回大会(2025年)時点の実績なので、「最近のトーナメントではこれくらいの水準なんだ」とイメージするための参考として押さえておいてください。
十両トーナメントでは、第49回大会だと各ラウンドの勝者に5万円、負けた力士にも出場手当として2万円が出てたみたいだね。
幕内と比べると数字は小さく見えるけど、僕なんか三段目どまりだったので、「1勝して5万円」と聞くと、正直うらやましくなるよ。
2026年大相撲トーナメントのテレビ中継・配信はどうなる?
2026年の大相撲トーナメント(第50回大会)については、本記事執筆時点(2026年1月)では、テレビ中継・配信の詳細はまだ公式に発表されていません。
ここでは、
- 2026年の中継が「現時点では未定」であること
- 過去の主な放送パターン
- 今年の中継情報の確認方法
を簡潔に整理していきます。
2026年の中継は「現時点では未定」
日本大相撲トーナメントは、フジテレビが勧進元の大会で、例年はフジテレビ系列の番組として中継されてきました。ただし、第49回大会(2025年)はスポンサー問題などの影響で、フジテレビのテレビ中継が大会直前に中止となった、という前例があります。
このため、2026年大会についても「毎年必ず同じ形で放送される」とは言い切れません。現時点では「未定」であり、直前の公式情報のチェックが大切になります。
過去の主な放送パターン(フジテレビ・BS・CS)
ここ数年の主なパターンは、おおむね次のような形でした。
- フジテレビONE(CS)
14:30〜16:05ごろに、幕内トーナメントの1回戦・2回戦など序盤戦を中継 - 地上波フジテレビ系列
開催日当日の16:05〜17:20ごろに、幕内トーナメント終盤を全国ネットで中継 - BSフジ
十両トーナメントやOB戦など、地上波に乗りにくい部分を扱う年がある
実際に、第48回大会(2024年)は「CS フジテレビONE 14:30〜16:05 → 地上波フジテレビ 16:05〜17:20」という流れで放送が行われました。
2026年大相撲トーナメントの中継情報はどこで確認すればいい?
2026年大会について、放送・配信をチェックするなら、次の3つを見ておくのがおすすめです。
- 日本大相撲トーナメント公式サイト
「お知らせ」や大会概要ページに、放送・配信の案内が出ることがあります。
⇒https://www.grandsumo.jp/ - フジテレビ公式サイト(番組表)
地上波・BSフジ・CS(フジテレビONE)の放送枠が反映されます。
⇒https://www.fujitv.co.jp/ - テレビ番組表アプリ・サイト
大会の1〜2週間前になったら、「大相撲トーナメント」「相撲」などで検索して、地上波・BS・CSをまとめてチェックしてみてください。
放送情報をチェックするタイミングとしては、開催の1〜2週間前(1月末〜2月初め)に一度確認し、開催前日〜前々日に録画予約も兼ねてもう一度見直しておくと安心です。
2026年大相撲トーナメントの見どころ
大会前は「今年どうなる?」、大会後は「去年どうだった?」が伸びます。
2026年の記事でも、前年結果を短く入れるだけで読みごたえが一段上がります。
前回2025年大会は髙安が5年ぶり3度目の優勝
2025年の第49回大会では、元大関で前頭六枚目だった髙安が、5年ぶり3度目の優勝を飾りました。決勝の相手は関脇・若元春で、寄り切りで勝利。途中の4回戦では新横綱・豊昇龍を破るなど、一日を通して快進撃を見せました。
高安が5年ぶり3度目V 新横綱豊昇龍も破る 日本大相撲トーナメントhttps://t.co/xBeawHdEYk
例年と異なり主催のフジテレビによるテレビ放送はなかったが、チケットは完売。高安は「まさか優勝できるとは思わなかった。たくさんご来場いただいたので一生懸命やりました。」と感謝を口にした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 9, 2025
2026年初場所では関脇まで番付を戻している髙安が、トーナメントでも連覇を狙えるかどうか、ここも今回の大きな見どころのひとつです。
トーナメントならではの盛り上がり
大相撲トーナメントの一番の面白さは、番付どおりにいかないところにあります。
- 負けたらその場で終わり
- 休む間もなく次の相手との対戦がやって来る
こうした条件で対戦するため、流れに乗った力士が横綱や大関に土を付ける番狂わせも決して珍しくありません。上位陣が早いラウンドで姿を消すこともあれば、平幕が一気に勝ち進んで会場を沸かせることもあります。
同部屋対決
本場所では原則として組まれない同部屋対決が組まれる可能性があるのも、大相撲トーナメントの大きなポイントです。普段は稽古で何度もぶつかっている同部屋の力士同士が、公式の土俵で真正面から当たる。お互いに相手の取り口を知り尽くしているだけに、ちょっとした駆け引きや立合いの工夫が勝敗を分けます。
そんな取組がひとつ入るだけで、本場所ではなかなか味わえない緊張感とざわめきが、トーナメントならではの盛り上がりを生み出してくれます。
十両の優勝を決める巴戦
十両トーナメントの章で触れたように、十両の優勝は三人による巴戦で決まります。誰かが他の二人から続けて二勝を挙げた瞬間に優勝が決まるという、ルール自体はとても分かりやすい方式です。
とはいえ、一番ごとに流れが変わるので「次に抜け出すのは誰だ?」と先が読みにくく、館内のどよめきがいちばん大きくなる時間帯でもあります。
巴戦って、ほんとに誰が優勝するのか最後まで分からないから、見ている側も手に汗握っちゃいますね。一番ごとに流れが変わるから、「次で決まるのか、もう一巡あるのか」ってハラハラしながら見ちゃう。
巴戦は、技量だけでなく「流れ」と「持久力」が試される土俵だ。
長い相撲を取って息が上がった直後に、すぐ次の相手と当たることもある。その順番ひとつで有利・不利が揺れ動くぶん、運の要素もゼロではない。
だが、その中でどれだけ早く呼吸を整え、心と体を立て直せるか――そこに本当の差が出る。
誰が疲れを引きずり、誰が一番ごとに気持ちを切り替えているか。そこに目を向けて見ると、巴戦の奥行きがよく見えてくるぞ。
過去5回の幕内トーナメント優勝者
ここまで読むと、「最近は誰が優勝しているのか」「どんな顔ぶれが決勝に残っているのか」も気になりますよね。
直近で大会が開催された年の優勝・準優勝を、まずは表で整理しておきます。(※コロナ禍で中止となった2021年・2022年は除く)
| 年(西暦) | 開催回数 | 優勝力士 | 準優勝力士 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 第49回 | 髙安 | 若元春 |
| 2024年 | 第48回 | 豊昇龍 | 平戸海 |
| 2023年 | 第47回 | 大栄翔 | 豊昇龍 |
| 2020年 | 第44回 | 髙安 | 妙義龍 |
| 2019年 | 第43回 | 髙安 | 嘉風 |
※大会回数は、中止となった第35回・第45回・第46回も含めた通し番号となっています。
こうしてみると、高安関がこの大会と本当に相性がいいのが一目で分かりますね。ここ数大会だけで3回も優勝していて、どうしても今年も期待しちゃうわね♪
数字は、土俵の記憶を正直に映すものだな。
高安は、この大会で何度も結果を残してきた。それは偶然ではない。一日決戦で力を出し切る集中力と、土俵際で踏みとどまる粘りがあるからだ。今年も有力候補の一人であることは間違いない。
そこへ、すでに優勝経験のある豊昇龍に加えて、横綱として初めて臨む大の里、新大関の安青錦、大関琴櫻がそろう。この節目の第五十回に名を刻むのは誰か――そう思いながら土俵を見つめていると、当日の一番一番にも自然と力が入ってくるはずだ。
大相撲トーナメントのよくある質問
本文で繰り返しになりがちな疑問は、ここでまとめて回収します。最後まで読んだ人の「あと一個だけ聞きたい」を潰して、満足して帰ってもらうパートです。
Q1.中止になった年はありますか?
A.あります。これまでに、
- 2011年(八百長問題)
- 2021年・2022年(新型コロナの影響)
の3回が中止になっています。
第35回・第45回・第46回大会が中止扱いですが、通し番号としてはカウントされています。そのため、2026年は名前としては「第50回大会」ですが、実際に開催されるのは通算47回目のトーナメントです。
Q2.本場所といちばん違うところはどこですか?
A.いちばん大きな違いは、「勝敗が番付に影響しない」ことです。
- 本場所:15日間の成績が翌場所の番付に直結する公式戦
- 大相撲トーナメント:番付は変わらない花相撲(イベント)
その代わり、一日で勝ち抜きを争うトーナメント形式で、同部屋対決が組まれる可能性もあるなど、本場所とはまた違った緊張感と盛り上がりが楽しめます。
Q3.誰が出場できますか?平幕や十両も出ますか?
A.出場できるのは、「直前の一月場所で幕内・十両に在位していた関取」です。
- 幕内の力士による「幕内トーナメント」
- 十両の力士による「十両トーナメント」
という二本立てで、それぞれ1人ずつ優勝力士が決まります。三段目以下の力士や新弟子は、この大会には出場しません。
Q4.2026年大会はいつどこで開催?
A.2026年の日本大相撲トーナメント(第50回大会)は、以下のとおりです。
- 開催日:2026年2月8日(日)
- 会場:両国国技館(東京都墨田区横綱1-3-28)
- 開場:11時00分
- 打出し(終了):17時30分(予定)
となっています。
Q5.テレビ中継や配信はありますか?
A.例年はフジテレビ系列(地上波)やCS(フジテレビONE)、BSフジなどで中継されてきましたが、第49回大会(2025年)は、スポンサー問題などの影響でテレビ中継が直前に中止になったという前例があります。
2026年大会についても、本記事執筆時点では「未定」です。そのため、開催の1〜2週間前になったら、次の方法で確認してみてください。
- 日本大相撲トーナメント公式サイト
- フジテレビ公式サイトの番組表
- テレビ番組表アプリ(「大相撲トーナメント」で検索)
⇒「大相撲トーナメント」「相撲」などで検索して、地上波・BS・CSをまとめてチェック
このあたりを押さえておけば、「やっていたのに気づかなかった」「録画しそびれた」というリスクはかなり減らせるはずです。
まとめ
大相撲トーナメントは、本場所とは別枠の花相撲ですが、関取だけが一日で頂点を決める勝ち抜き戦です。番付には影響しないぶん、どこかお祭りのような空気がありつつも、一度負けたら終わりという緊張感も同時に味わえます。
2026年は、節目の第五十回大会。両国国技館で朝から十両、午後から幕内トーナメントまで一気に進む一日決戦です。日程やチケットの選び方、基本ルールや賞金のイメージをこの記事でつかんでもらえたなら、あとは自分なりの推しと優勝予想を決めて楽しんでいただけたらと思います。
それでは最後に、AI横綱くんのひと言で締めたいと思います。
…うむ。トーナメントの土俵は、一日で全てが決まる。だが、その一日に形として現れるのは、日々の稽古と、静かに積み上げてきた覚悟だ。
力士は、番付は動かずとも、誇りを懸けて土俵に立つ。観る側は、勝ち負けだけでなく、その一番に込めた思いを受け止めてやるとよい。礼を忘れぬ拍手は、取組をいっそう美しくするからな。
節目の第五十回、誰が優勝するかだけでなく、各々の力士がどんな相撲を見せるのか。その物語を、心静かに、そして少しわくわくしながら見届けてほしい。
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