相撲雑学

旭道山の現在は?政治家から実業家・芸能活動など波乱万丈の人生に迫る

旭道山さんは軽量力士として有名ですが、私も体格が小さかったので、その粘り強さや俊敏な取り口には本当に憧れました。現役時代には、取り組みを何度も参考にさせてもらったものです。

元力士のしんざぶろうです。こんにちは!

旭道山さん(以下敬称略)といえば、相撲界で「南海のハブ」としてその名を轟かせ、現役引退後は政治家としても活躍しました。その後も多方面で活動を続けており、現在もその存在感は健在です。

この記事では、相撲界での功績や政界への挑戦、さらに現在の活動内容を詳しく掘り下げてご紹介します。彼の挑戦し続ける姿勢に、きっと多くの人が勇気をもらえることでしょう。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

旭道山さんはカッコよかったよね!横綱「千代の富士」との熱戦、あの気迫が今でも忘れられないよ。

 

この記事を読んでわかること
  • 講演活動やタレント活動の具体的な内容
  • 実業家として手がけている健康食品や飲食店の詳細
  • 企業の顧問としての活動について
  • 家族や親族がそれぞれ異なる分野で活躍している事実
  • 現役力士時代の実績
  • 力士引退後の政治家としての経歴とその後の歩み
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旭道山の現在

演説をする男性の画像旭道山は、現役引退後もその存在感をさまざまな分野で発揮し続けています。相撲界を離れた後は、政治家として活躍した経験を糧に、ビジネスやメディア、講演活動など幅広い分野で精力的に活動を続けています。

現在の主な活動
  • タレント・講演活動
  • 実業家としての活動
  • 企業の顧問としての活動

それでは、それぞれの活動内容を詳しく見ていきましょう。

タレント・講演活動

旭道山は、全国各地で精力的に講演活動を行っています。代表的なテーマ「待ったなし人生」では、相撲人生や政治家としての経験を通じ、多くの人々に勇気と希望を届けています。

また、テレビやラジオにも頻繁に出演し、イベントやトークショーにも積極的に参加。その知名度を活かして幅広い層から支持を得ています。2024年には日本テレビ「しゃべくり007 大相撲SP」に登場し、注目を集めました。

さらに、AbemaTVの大相撲中継では解説者としても活躍しており、相撲ファンから厚い支持を受けています。このように、講演とメディア出演を通じて、多くの人々に影響を与え続けています。

過去の主な出演メディア

    【テレビ】

  • いい旅夢気分(テレビ東京)
  • 料理バンザイ!(テレビ朝日)
  • ここがヘンだよ日本人(TBS)
  • 村上信五とスポーツの神様たち(フジテレビ)
  • 有田とマツコと男と女(TBS)
  • 踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
  • 超K-1宣言!(日本テレビ)
  • バイキング(フジテレビ)
  • 開運!なんでも鑑定団(テレビ東京)など
    【映画】

  • 「THE 有頂天ホテル」(2006年)
    【書籍】

  • 「待ったなし人生:旭道山和泰自伝」(1997年)
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実業家

旭道山は、実業家としても多彩な活動を展開されています。自身の会社「旭ドリーム」では健康食品の製造・販売を手がける一方、新宿御苑前には焼肉店「焼肉kyoku」をオープン。

また、プロデュースした店舗「ちゃんこ 両国 〜看板のない隠れ家〜」(旧:ごっつぁん酒場両国)は、元大関旭國(あさひくに)の店としても知られ、相撲ファンにとって特別な場所となっています。

元大関旭國とは

旭道山の師匠であり、2代大島親方として大島部屋を率いた名指導者です。

横綱旭富士や関脇旭天鵬、さらには旭道山をはじめとする多くの優れた弟子を育成しました。2024年10月22日、77歳で生涯を閉じ、その功績は今なお相撲界で語り継がれています。

なお、こちらの「ちゃんこ 両国」は、「元力士が元相撲部屋の隠れ家で作る本格ちゃんこと創作料理を味わえる店」として話題を集めています。

興味がある方は、それぞれのお店のホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。リンクを貼っておきますので、ぜひ参考にしてみてください!

⇒旭道山和泰(有)旭ドリームホームページ

⇒ちゃんこ 両国 〜看板の​無い​隠れ家〜

企業の顧問としての活動

旭道山は、企業の顧問としても活動されており、その多才さを発揮しています。

しかし、具体的な事例については明確な情報は得られませんでしたが、相撲界や政治の舞台での経験、さらに実業家としての知識を生かし、多くの企業に貴重なアドバイスを提供していると考えられます。

その豊富な実績と独自の視点が、企業活動の支えとなっているのでしょう。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

相撲だけじゃなく、政治やビジネスでも活躍してるなんて、本当にすごい人だね!

家族とその活躍

旭道山の家族は、それぞれの分野で際立った活躍を見せています。特に弟と甥は、相撲界とボクシング界で大きな注目を集める存在です。

弟:木村 寿之介(きむら ひさのすけ)

旭道山の弟、木村寿之介さんは、大相撲の行司として活躍しています。1967年6月27日生まれ、2024年現在57歳。鹿児島県徳之島町出身の彼は、1983年5月場所で行司として初土俵を踏みました。

その後、2008年に幕内格行司へ昇進し、2011年には行司名を木村寿行から木村寿之介に改名。2022年に「永楽相撲功労賞」を受賞し、行司としての長年の貢献が高く評価されました。そして、2024年1月には「三役格行司」に昇進し、相撲界で大きな役割を果たしています。

甥: 波田大和(はた やまと)

旭道山の甥である波田大和さんは、埼玉県草加市出身のプロボクサーです。父親は先ほど紹介した三役格行司の木村寿之介さんの次男。1997年1月18日生まれで、2024年現在27歳。帝拳ジムに所属し、スーパーフェザー級で活躍しています。

波田選手の戦績は、2024年11月現在で18戦16勝(15KO)2敗。

2024年6月には坂晃典選手に3回TKO勝ちを収め、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得。この勝利により、「第50代 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級チャンピオン」の称号を手にし、ボクシング界でその名を広く知られる存在となりました。

さらに、同年11月2日にはプレスコ・カルコシア選手との試合で4回TKO勝ちを収め、王者としての存在感をさらに強調しています。

趣味はジェンガで、ボクシングを始めたきっかけは長谷川穂積選手の試合を見たこと。憧れの選手として山中慎介さんを挙げ、ボクシング界でのさらなる飛躍を目指しています。

 

ちなみに、波田大和さんはブログも運営されています。これからの活躍が気になる方は、ぜひ下記のリンクからチェックしてみてくださいね!

⇒『大和会〜TEAM• YAMATO 』

旭道山には、もう一人弟がおり、かつて「松男」という名で五等呼出として相撲界に在籍していました(現在の松男とは別人)。その後の活動については現在のところ明らかになっていません。

旭道山の家族は、それぞれの分野で確かな足跡を残しています。弟の寿之介さんは相撲界で、甥の大和さんはボクシング界で、それぞれ新たな歴史を刻み続けています。

家族という絆が持つ力が、彼らの挑戦を支えているのかもしれません。これからの活躍にも期待が高まりますね。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

旭道山さんだけじゃなく、それぞれ違う分野で第一線に立っているなんて、本当に多才な家族だね。

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現役時代の旭道山について

旭道山は、1964年10月14日、東京都世田谷区三軒茶屋で生まれ、鹿児島県徳之島町を出身地としています。

本名は波田 和泰(はた かずやす)。1980年、大島部屋に入門し、同年5月場所で初土俵を踏みました。その後、1989年1月場所で新入幕を果たし、幕内デビューと同時に敢闘賞を受賞するという華々しい活躍を見せました。

最高位は小結。通算成績は538勝551敗、通算出場1089回と、長きにわたり土俵で戦い続け、その姿は多くの相撲ファンに愛されました。

旭道山の基本情報

    【基礎情報】

  • 所属部屋:大島部屋
  • 生年月日:1964年10月14日
  • 身長:182cm
  • 体重:107kg
  • 初土俵:1980年5月場所
  • 入幕:1989年1月場所
  • 引退:1996年11月場所
    【成績】

  • 最高位:西小結
  • 通算出場:1089回(連続出場)
  • 幕内在位:44場所
  • 幕内出場:705回
  • 幕内成績:325勝 380敗
  • 通算成績:538勝 551敗
  • 三賞:殊勲賞2回、敢闘賞2回
  • 金星:1個(対曙戦)
  • 優勝:序の口優勝1回

どんな力士だった?

旭道山は、軽量級ながら卓越した技術で土俵を沸かせた力士です。体格のハンデを感じさせないスピードと柔軟な取り口を武器に、上位力士にも果敢に挑む姿勢が特徴的でした。その戦いぶりは相撲ファンに強い印象を与えました。

特に「南海のハブ」という愛称で親しまれた彼の張り手は、鋭さと破壊力を兼ね備えた必殺技。その一撃で相手を一瞬にして崩す姿は、ハブ蛇の攻撃にたとえられるほどの迫力があり、観客を大いに魅了しました。

1989年1月場所で新入幕を果たした際には、幕内デビューと同時に敢闘賞を受賞し、その奮闘ぶりが大きな注目を集めました。さらに、三賞を通算4度受賞するなど、実力派力士としての地位を不動のものとしています。

常に挑戦を続ける姿勢と、前へ出る相撲を信条とした旭道山。その闘志と情熱は「南海のハブ」として今なお語り継がれる存在です。

廃業届を出すと同時に政治活動を開始

旭道山は現役力士だった1996年10月、第41回衆議院議員総選挙に新進党から比例区で立候補するため、突如廃業届を日本相撲協会に提出しました。

当時の境川理事長からは「相撲協会としては応援出来ないが、私個人としては応援する。」と個人的なエールを受け、廃業届は一時保留に。しかし、選挙で比例近畿ブロックで当選を果たし、正式に廃業が認められました。

同年11月には国会に初登院。ちょんまげ姿での登院は議題に上がりましたが、審議の末、羽織袴での登院が認められました。その後、1997年2月には断髪式を行い、力士としての一時代に終止符を打ちました。

政治家としては新進党の解党後、無所属となりつつも与党会派に加わり、介護保険法や奄美群島振興開発特別措置法などに尽力。2000年には次の選挙への出馬を辞退し、約3年8カ月にわたる政治活動に幕を下ろしました。相撲界から政界への挑戦は、今も語り継がれる異色のキャリアです。

政治家の経歴
  • 青年局長
  • 文教委員
  • 国会移転特別委員
  • 厚生委員
  • 災害対策特別委員
  • 国土審議会特別委員
  • 離島復興対策特別委員
  • 議院運営委員
  • 決算行政監視委員
  • 青少年問題に関する特別委員
  • 国会対策副委員長
  • 裁判官訴追委員などを歴任
  • 2000年6月:衆議院解散にともない勇退

政治家引退後は、2000年9月に「旭道山を励ます会」で芸能界入りを発表し、タレント活動をスタート。

冒頭でもお伝えしましたが、その後も全国各地で講演を行い、雑誌の取材やテレビ・ラジオ出演、さらには企業の顧問としても活躍しています。多方面で精力的に活動を続ける姿は、今なお多くの人々に影響を与えています。

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

つまり、現役力士が衆議院選挙で当選したってことなんだね!しかも、ちょんまげ姿で国会に登院したっていうんだから、インパクトがすごいよね!

まとめ

旭道山は、相撲界から政界、そして現在の多岐にわたる活動へと、新たな挑戦を続けてきました。その生き方には、「待ったなし人生」という言葉がふさわしいかもしれません。

どんな舞台でも自分の力を発揮し、多くの人々に影響を与え続ける姿勢は、見る人に勇気と感動を与えています。これからもその活躍を応援し、私たち自身も挑戦し続ける姿勢を見習いたいですね。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回の記事でお会いしましょう。

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