大相撲のチケットが取れない!完売後に残る4つの道を元力士が解説
両国国技館のマス席に、観客として座ったのは一度きりです。知り合いの引退相撲に招かれ、元力士の後輩と、小学校に上がる前の息子との3人で入りました。
僕と後輩は体が大きかったので、腰を下ろした時点でもう肩が触れていました。脚も伸ばせません。
それでも、土俵は思っていたよりずっと細かいところまで見えました。テレビで何度も見てきた相撲なのに、客席から感じる熱気はまるで違います。
現役時代は土俵に上がる側でしたが、観客として見て初めて分かったものがありました。
こんにちは!元力士のしんざぶろうです。
大相撲の入場券は、場所が始まる前に売り切れることがあります。令和8年十一月場所も、初日を迎える前に完売しました(2026年10月時点)。
販売画面に「完売」と出ると、もう諦めるしかないように感じます。ただし、まず確認したいのは、希望した席だけが売り切れているのか、その日の全席が売り切れているのか、場所の全日程が完売しているのかです。
ここで、残っている方法が変わります。この記事では、全日程が完売したあとにも確認できる4つの道と、次の場所で取りやすくするための動き方をまとめました。
後半では、実際にマス席に入った経験から、人数に合わせた席の選び方も紹介します。
まず「本当に全席完売か」を確認する
「完売」と思っていても、売り切れているのが希望した席種だけという場合があります。別の席種や別の日に残席があれば、通常販売からそのまま購入できます。
売れ残っている席は、WEBやセブン-イレブンなら観戦当日の17時まで買える場合があります。一方、場所の全日程について完売が告知されているなら、通常販売の残席を探しても出てきません。
その場合に確認したいのが、次の4つです。
■チケット完売後に確認したい4つの道
- 公式の定価リセール|行けなくなった人が手放した席を買う
- チケット付きのツアー|旅行会社が確保した観戦席を含むプランを探す
- 巡業|本場所とは別の日に、各地で力士や取組を見る
- 花相撲|引退相撲など、本場所以外の相撲興行を探す
ここに入れなかった道が、もうひとつあります。お土産付きの入場券を扱う窓口です。
東京の相撲案内所も、福岡の大相撲売店も、2026年10月時点では入場券の手配が難しくなっています。福岡の店は2026年8月5日から入場券の新規予約を受け付けていません(お弁当とお土産のセットは別に受け付けています)。
お茶屋に頼めば裏から出てくる、という状態ではなくなっています。
公式の「定価リセールサービス」で探す
完売したあとに、まず確認したいのが公式の定価リセールサービスです。行けなくなった人から出品された席を、定価で買えます。
これは日本相撲協会が公式に案内している仕組みです。協会の公式Xでも、リセールの開始とともに利用が呼びかけられています。
<大相撲七月場所>
入場券・リセールの取引が可能となりました。【公式定価リセールのススメ】
不正転売されたチケットでは、当日ご入場いただけない場合がございます。
チケット完売後に「買いたい方」「譲りたい方」は、安心・安全な公式の「定価リセールサービス」を必ずご利用ください。…— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2026年5月18日
また、協会は公式リセール以外での転売についても注意を呼びかけています。
動き出すのは一般発売日以降の月曜
リセールは、場所の販売が始まった瞬間から動くわけではありません。取引が開始されるのは、一般発売日以降の月曜日です。その日が祝日なら、翌営業日に回ります。
ここで引っかかりやすいのが、取引開始前の表示です。対象になっている券でも、始まるまでは「リセール対象外」と出ます。
対象外と表示されていても、取引が始まっていないだけのことがあります。一度見て出ていなかったからといって、その場所を諦めるのは早いということです。
QRは3日前、未発券の店頭引取は前日まで
出せる期限は、券の形で変わります。QRチケットなら観戦日の3日前の23時59分まで。クレジットカードで決済してセブン-イレブンで受け取る前の未発券チケットなら、前日の23時59分までです。
買う側から見ると、QRチケットは3日前まで、未発券の店頭引取チケットは前日まで、新しい出品が増える可能性があるということになります。
毎日のぞくのが大変なら、公式の「定価リセールアラート」を設定しておく手もあります。行きたい日を登録しておけば、リセールの申し込みがあったときにメールが届きます。ただし買うのは先着順なので、知らせが来てから動くことになります。
売れなかった場合でも、チケットを失うわけではありません。
買い手が付かずに不成立になれば、出品は自動でキャンセルされ、チケットは手元に戻ります。そのまま自分で使うこともできます。
出品手数料は、チケット定価の10%です。
買うときの条件
出す側と買う側で、条件がきれいに分かれています。買う前に、この表の右側を確かめてください。
※スマートフォンでは、表を横にスクロールできます
| 項目 | 出品する側 | 買う側 |
|---|---|---|
| 対象 | QRチケット、またはクレジットカード決済でセブン-イレブン引取前の未発券チケット | 出品された席のうち、まだ残っているもの |
| 期限 | QRは観戦日の3日前23:59まで/未発券は前日23:59まで | 先着順。取引できるのは出品側と同じ期限まで |
| お金 | 出品手数料は定価の10% | クレジットカードのみ。出品者が負担した各種手数料も、買う側が負担する |
| そのあと | 不成立なら自動でキャンセルされ、手元に戻ってそのまま使える | 券面に、買った人の氏名が載る |
参考:チケット大相撲「定価リセールサービス」/チケット大相撲「QRチケットの購入方法」
券面には、買った人の氏名が載ります。ただし、同行者の分まで渡せないわけではありません。QRチケットなら、取組日の2日前の0時から分配の操作ができます。
場所が近づくほど、仕事や体調の都合で行けなくなる人は出てくるもんなぁ。
だから3日前まで出品が増えるのか。アラートを入れておいて、知らせが来たらすぐ動く。僕なら、その形で待つなぁ。
完売していなければ、観戦当日まで買える
さきほどの残席の話を、もう少し細かく見ておきます。ここが誤解されやすいところです。
「当日券」という別枠のチケットが用意され、朝から並べば買える、という仕組みではありません。前売りで残っている席を、観戦当日まで販売していると考えるのが分かりやすいです。
買い方によって締め切りが違います。
※スマートフォンでは、表を横にスクロールできます
| 買い方 | いつまで |
|---|---|
| WEB(チケット大相撲・チケットぴあ) | 観戦当日の17:00まで |
| セブン-イレブンの店頭 | 観戦当日の17:00まで |
| 電話 | 観戦日の2日前の18:00まで |
| 会場の窓口 | 前売りの期間のみ。当日の販売は「未定」 |
参考:日本相撲協会「令和八年十一月場所(福岡)入場券情報 購入方法」
電話だけは観戦日の2日前で受付が終わります。前日になって行きたくなった場合は、WEBで残席を確認するか、セブン-イレブンへ行くことになります。
前売りで完売したら、当日の販売はない
そのうえで、押さえておきたい一行があります。前売りで完売した場合、当日の販売はありません。
当日に会場へ行けば何とかなる、とはならないということです。朝から並んでも、売るものが残っていなければ窓口は開きません。
当日になれば別の券が出てくるものだと思っていました。
会場に並びに行く前に、まずWEBで残席を見るんですね。前日の夜にもう一度のぞいておけば、無駄足にならずに済みそうです。
チケット付きのツアーで、席ごと確保する
自分で席を取る以外に、旅行会社の観戦ツアーという入口があります。席と移動がセットになっているので、入場券の販売画面を追いかけずに済みます。
日帰りなら、宿を取らずに行ける
観戦ツアーと聞くと泊まりを思い浮かべるかもしれませんが、日帰りのバスツアーが組まれています。
朝に出発地を出て、会場で相撲を見て、その日のうちに帰る形です。宿を取らなくていいので、場所中の週末に合わせやすくなります。
バスに乗らず、会場で合流する形もある
もうひとつ、現地集合のプランがあります。会場で合流して、席だけをツアーとして確保する形です。
遠方に住んでいて飛行機や新幹線を自分で手配したい人や、前日から現地に入っている人には、こちらが合います。バスに乗ることがツアーの条件ではありません。
ツアーでは席の種類が決まっている
注意したいのが席種です。ツアーでは募集ごとにマス席やイス席などが決められていて、申し込む人が自由に選べるとは限りません。
そのため、申し込む前にマス席とイス席の違いを知っておくと選びやすくなります。
実際にマス席へ入ったときの感覚も含めて、後半で詳しく紹介します。
席の種類を選べないのは、ちょっと気になるなぁ。
僕みたいに体の大きい人間だと、座布団に座りっぱなしの一日と、イスに腰かける一日では脚の疲れ方が違う。どの席のプランなのかは、申し込む前に見ておきたいところだね。
【PR】日帰りのバスツアーを探すなら、国内旅行のページで出発地を選び、キーワード欄に「大相撲」と入れて検索します。泊まりのツアーも同じ画面から探せます。遠くの場所に行くときは、日数を変えて見比べてみてください。
本場所にこだわらないなら、巡業と花相撲
ここまでは、本場所のチケットを取る方法を見てきました。ただ、本場所の取組にこだわらず、生の力士や土俵を見たいのであれば、ほかにも選択肢があります。
巡業は1日で完結する
その一つが巡業です。力士が各地を回って相撲を見せる興行で、本場所と違って朝から夕方までで一日が終わります。
朝の稽古から結びの一番まで、おおよそ次の流れで進みます。
■巡業の一日(おおよその時刻)
- 9時ごろ|開場。9時半ごろから稽古が始まり、幕下以下から順に上位の関取衆が土俵に入る
- 11時半ごろ|取組が始まる。合間に初切や相撲甚句といった催し
- 13時ごろ|幕内土俵入りと横綱土俵入り
- 15時ごろ|結びの一番のあとに弓取式があり、終了
一日で完結するので、遠方からでも日帰りで組めます。入場券の扱いは会場ごとに変わるので、行く日を決める前に、開催地と日程が並んでいる巡業スケジュールを開いてみてください。
参考:日本相撲協会「巡業の一日」/日本相撲協会「巡業スケジュール」/『相撲大事典』第4版、金指基 原著、現代書館
取組だけじゃなくて、朝の稽古から見られるんですね。
初切や相撲甚句は本場所では見られないので、相撲を初めて見る日に巡業を選ぶのも楽しそうです♪
ちなみに、巡業で見られる朝の稽古と、相撲部屋で行われる稽古は別のものです。部屋の稽古を見学したいときの手順とマナーは、別の記事にまとめました。
花相撲は、催しごとに入り方が変わる
もう一つの選択肢が花相撲です。引退相撲や襲名披露大相撲など、本場所とは別に行われる相撲興行を指します。
引退相撲のなかには、一般に入場券が売り出されるものがあります。2026年5月30日の北勝富士引退大山襲名披露大相撲も、イス席やマス席がプレイガイドで売られました。
一方で、招かれた人だけが入る催しもあります。花相撲はひとくくりにできず、入り方は催しごとに変わります。気になる力士の引退相撲があるなら、その催しの案内を直接見るのが早道です。
国技館の土俵の上で断髪式ができるのは、十枚目を一場所以上つとめた力士です。平成11年9月の理事会で、そう決まりました。
僕がマス席に入ったのも、招かれて行った花相撲の日でした。
また、その断髪式の日に土俵の上で何が行われているのかは、鋏を入れた側から別の記事に書いています。
元力士から見た、どの席を選ぶか
席が取れたとして、次に迷うのが席種です。土俵に近いほどいい、とも言い切れません。
元力士2人と息子でマス席に入った日
ここからは、冒頭で触れたマス席の話です。ずいぶん前のことなので、うろ覚えのところもあります。
僕が両国国技館のマス席に入ったのは、知り合いの引退相撲に招かれた日でした。一緒だったのは、元力士の後輩と5歳くらいの息子です。
人数だけ見れば、4人用のマスに3人。それでも窮屈でした。
理由は単純で、僕と後輩がどちらも相撲をやっていた体だったからです。
脚は伸ばせません。これは僕たちの体格だけでなく、床に座布団を敷いて座るマス席の形によるものです。
ただ、座って相撲が始まると、窮屈さはそれほど気になりませんでした。
「ここは自分たちの場所だ」
そう感じられたのを覚えています。
線で囲まれた四角の中を自分たちで使う。そこは、1人ずつ座席が分かれているイス席とは違うところでした。
息子は5歳くらいでした。何が行われているかは分かっていなかったかもしれません。それでも静かに集中して見ていましたし、土俵だけでなく周りのお客さんの様子にも興味津々でした。
楽しかったようです。
マス席は、正式には桝席と書きます。国技館の1マスは1辺が約1.3メートルの四角で、そこに4人が、板敷きに座布団を敷いて座ります。
数字にすると、僕たちが入ったときの手ざわりが分かると思います。4人で埋める広さに、大人2人と5歳が1人。それで肩が触れていたのは、やはり中身の問題でした。
元力士が2人並んで座ったら、そりゃ肩も触れるもんなぁ。僕も人のことは言えない体だし。
4人用だから4人で平気、とは言い切れない。人数と一緒に、誰と行くかまで考えて席を選ぶといいんじゃないかな。
土俵の上から、お客さんの顔は見えているのか
客席から力士の表情まで見えると、
「力士からも、こちらが見えているのかな」
と思うかもしれません。
現役時代の僕に限っていえば、取組中に客席を意識することはありませんでした。緊張すると視界が狭くなり、見ているのは行司と対戦相手くらいです。
ただし、同じ土俵でも断髪式では違いました。取組ではないので客席を見る余裕があり、土俵のすぐ下にいる人たちの表情まで見えました。
何人で入るかで席種を決める
席を選ぶときは、土俵からの距離より先に人数から考えると決めやすくなります。マス席は、設定された1マス単位で購入するからです。
人数と席種の対応は、おおよそこう分かれます。
※スマートフォンでは、表を横にスクロールできます
| 席種 | 単位 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| タマリ席(溜まり席) | 1人 | 土俵のすぐ下。飲食と喫煙が禁じられている。利用できるのは16歳以上。通称は砂かぶり |
| マス席(桝席) | 1マス単位。国技館では1人用から6人用まで区分がある | 板敷きに座布団。通路沿いには1人・3人・6人などの変形のマスもある |
| イス席 | 1人 | 土俵からは遠いが、足を下ろして座れる。国技館は2階、福岡は3階で、会場によって階が変わる |
参考:『相撲大事典』第4版、金指基 原著、現代書館/日本相撲協会「入場券および観戦に関する詳細および注意事項」/日本相撲協会「令和八年十一月場所(福岡)料金表」
たとえば4人用のマスを1人で使うなら、4人用1マス分の料金が必要です。
一方、国技館には通路沿いなどに1人用の変形マスもあります。1人でマス席に入りたい場合は、こうした席があるかを確かめてみてください。
1人で行くならイス席しかない、と決めつけていました。
1人用のマス席があるなら、座布団に座って見る日を、誰かの予定に合わせなくても作れるんですね。それ、気になります!
国技館のマス席は、土俵から離れるほど高くなるよう階段状に造られています。後方の列でも、前の人に視界を遮られにくい造りです。
会場によって、マス席の形も違います。
■会場ごとのマス席の形
- 国技館(東京)|正方形に近い
- 大阪|長方形で、東西の幅が比較的狭い。イス席でも土俵との距離は近くなるが、東西の端から見ると土俵に角度がつく
- 福岡|ほぼ正方形
席ごとの料金は場所と曜日で変わり、令和9年一月場所からは改定も入ります。金額は、行きたい場所の料金表のページで確かめてください。
次の場所で取るための動き方
完売したあとにチケットを探す方法はあります。
ただ、次の場所を狙うなら、一般発売まで待たずに動いた方が申し込める機会は増えます。入場券が売り出される順番を知って、先行抽選から準備しておきましょう。
令和8年十一月場所では、先行抽選が4回あった
令和8年十一月場所では、販売が5段階に分かれていました。先に4回の先行抽選があり、最後に一般発売です。回数も対象コースも場所ごとに変わるので、次の場所にそのまま当てはまるわけではありません。
■入場券が売り出される順番
- ①大相撲公式ファンクラブ・1次先行抽選|対象は横綱・大関・関脇コース
- ②大相撲公式ファンクラブ・2次先行抽選|対象は横綱・大関・関脇・小結・幕内コース
- ③チケット大相撲 先行抽選|公式販売サイトで受け付ける
- ④チケットぴあ 先行抽選|プレリザーブで受け付ける
- ⑤一般発売|WEB、セブン-イレブン店頭、電話予約
この4回で売り切れた席種は、一般発売には出てきません。一般発売の日に画面を開いた時点で、残っている席はすでに絞られているということです。
③と④は、ファンクラブに入っていなくても申し込めます。一般発売を待たずに申し込める入口が、2つあるということです。
土俵のすぐ下には、最初から決まっている枠がある
もうひとつ、最初から一般には出ていかない席があります。土俵のすぐ下の溜席です。
協会には維持員の制度があり、その維持員の席に土俵下の溜席が充てられています。数は東京と名古屋が300席、大阪が305席、福岡が250席。維持員には15日間通しの維持員券が用意されます。
溜席がまるごと維持員席というわけではありません。一般に売られるタマリ席もあります。とはいえ、土俵に近い列に300席前後の枠が先に置かれていることは、残りの数に効いてきます。
維持員は、普通維持員・特別維持員・団体維持員の3種類に分かれます。このうち団体維持員は、相撲部屋や力士を後援するために会を組織した団体です。
土俵のすぐ下の席に、最初から決まっている枠があるなんて知りませんでした。
中継であの位置に映る方たちが、毎日同じ顔ぶれに見えることがあったので、15日通しの券と聞いて、やっと腑に落ちました。
なお、部屋や力士を支える側の人たちが、どういう形でお金を出し、何を受け取っているのかは別の記事でまとめています。
ファンクラブのコースで申し込める回が変わる
ファンクラブの先行抽選は、入っているコースで参加できる回が変わります。
1次に申し込めるのは横綱・大関・関脇の3コース。2次からは、ここに小結・幕内の2コースが加わります。
どのコースに入るかを決めるときは、会費だけでなく、1次から申し込めるかどうかも比べる材料になります。
次は2026年12月5日から
次の場所は、令和9年一月場所です。2027年1月10日から1月24日まで、両国国技館で行われます。
前売券の販売は、2026年12月5日から始まります。ただし2026年10月時点では、先行抽選の受付日や対象コースはまだ発表されていません。協会の入場券情報のページも、公開を待つよう案内しています。
ファンクラブの先行から入るつもりなら、発表を見てから慌てずに済むよう、入会そのものを先に済ませておく形になります。
もうひとつ、覚えておきたい変更があります。令和9年一月場所から入場料金の改定が始まり、東京と大阪が改定、名古屋と九州は現状維持となります。
参考:日本相撲協会「令和九年一月場所(東京)入場券情報」/日本相撲協会「本場所入場料金の改定について」
勝負は、立合いの前の仕切りで半分決まる。
チケットも同じだな。先行抽選の日程を押さえ、入会を済ませておく。そこまでが仕切りだ。
なお、2026年11月の九州場所については、日程と会場、宿舎の一覧を別の記事でまとめています。
大相撲のチケットに関するよくある質問
チケットまわりでよく調べられている項目をまとめました。
Q1. 大相撲のチケットはなぜすぐ完売するのですか?
A. 人気の高い日や席種に申し込みが集まるうえ、一般発売の前に先行抽選があるからです。ファンクラブの1次と2次、チケット大相撲、チケットぴあの順に受け付けられ、そこで売り切れた席種は一般発売に出てきません。
さらに、土俵下の溜席には維持員席が充てられていて、東京と名古屋で300席、大阪で305席、福岡で250席が一般の販売とは別の枠になっています。お土産付きの入場券を扱う窓口も、2026年10月時点では手配が難しい状態です。
Q2. 定価リセールはいつから買えますか?
A. 一般発売日以降の月曜日からです。その日が祝日の場合は、翌営業日に取引が始まります。
それより前は、対象になっている券でも「リセール対象外」と表示されます。出品は、QRチケットなら観戦日の3日前の23時59分まで受け付けられるので、直前まで出てくる可能性があります。
Q3. 当日券は売っていますか?
A. 当日券という別枠の券はありません。前売りで売れ残った席を、観戦する日まで買えるという仕組みです。
WEBとセブン-イレブンの店頭は観戦当日の17時まで、電話は観戦日の2日前の18時まで受け付けます。前売りで完売した場合、当日の販売はありません。
Q4. 転売サイトで買ったチケットでも入場できますか?
A. 入場を断られることがあります。
協会の許可なく営利目的で業として行われる入場券の転売は、相撲競技観戦契約約款で禁じられています。会場に入って観戦できるのは、この約款にいう正規入場券を持っている人です。定価で席を探すなら、公式の定価リセールサービスを使う形になります。
Q5. 子ども連れでも観戦できますか?
A. できます。観戦日に4歳以上になる方はチケットが必要です。3歳以下は、膝の上で見るならチケットは要りません。席を使わせる場合は、3歳以下でもチケットが必要です。
ただし、タマリ席を利用できるのは16歳以上に限られます。小さい子どもと入るならマス席かイス席になります。
子ども連れ向けの「キッズ席」もあります。4歳以上15歳以下が1人以上いることが条件で、15歳以下だけでは利用できません。用意されるかどうかは場所ごとに変わるので、その場所の席種の案内で確かめてください。
僕が息子を連れて入ったときは5歳くらいで、何が行われているかは分かっていなかったかもしれませんが、静かに集中して見ていました。
参考:日本相撲協会「相撲競技観戦契約約款」/日本相撲協会「入場券および観戦に関する詳細および注意事項」/チケット大相撲「九州場所チケット予約・販売情報」
まとめ
大相撲の入場券は、場所が始まる前に売り切れることがあります。
ただし、「完売」と表示されたら、まずは希望した席だけなのか、その日の全席なのか、場所の全日程なのかを確認してください。残席があれば、観戦当日まで買える場合があります。
全日程が完売していても、公式の定価リセールがあります。旅行会社のチケット付きツアーを探す方法もあります。本場所にこだわらなければ、巡業や花相撲で生の力士を見ることもできます。
そして次の場所を狙うなら、一般発売より前の先行抽選から準備しておく方法があります。次の令和9年一月場所の前売券は、2026年12月5日から販売が始まります。
僕が観客としてマス席に座ったのは、一度きりです。それでも、あの四角の中から見た土俵の熱気は、テレビで見ていたものとはまるで違いました。
チケットが取れなかったときも、「完売」の二文字だけで終わりにせず、残っている入口を一つずつ確認してみてください。
完売の二文字で引き下がるのは、立合いを待たずに土俵を割るようなものだ。
入口を一つ確かめるごとに、席に近づく。次の場所は、今日の一手から始めてみるといい。
いまはその『相撲』が楽天マガジンの読み放題に入っていて、1冊買うより安く読めます。
- 1952年創刊、日本相撲協会の機関誌
- 本場所前に展望号、本場所後に総決算号が刊行。場所ごとの流れを追える
- 4,000誌・15,000冊以上が読み放題。バックナンバーも対象
- 無料期間のあとは自動更新(Webからの申し込みは月額597円・税込、アプリからは月額710円・税込)。電子版は一部の記事・写真と別冊付録が非掲載



















