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僕がいた部屋に、兄弟で一緒に入門してきた力士がいました。一緒に入ったのだから、二人は同期生です。

それなのに雑用を頼むときは、二人がそろっていると、つい弟のほうに声をかけてしまう。兄はいつのまにか、部屋のみんなから「お兄ちゃん」と呼ばれていました。

番付と入門の順で上下が決まる相撲部屋でも、兄弟には「兄と弟」の順番がついて回るのだと、僕は二人を見ていて思いました。

こんにちは!元力士のしんざぶろうです。

兄弟力士とは、兄弟がそろって大相撲の力士になった人たちのことです。兄弟そろって幕内に上がった組もいれば、双子や三兄弟で土俵に上がっている組もいます。

では、いまの番付にはどんな兄弟がいるのでしょうか。

この記事では、現役の兄弟力士は誰なのか、兄弟は本場所で対戦するのか、昔はどんな兄弟がいたのかを、僕が部屋で見た兄弟の話も交えて解説します。

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

中継で兄弟力士って紹介されるのを聞くと、つい二人の名前を探しちゃうんだよね。

でも、いま何組いるのかまでは考えたことがなかったなぁ。

この記事を書いた人

しんざぶろう

しんざぶろう元力士

16歳で相撲部屋に入門し、23歳で引退(最高位は序二段)。力士として過ごした約7年間の体験をもとに、相撲の世界を解説しています。現在はケアマネージャー。

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現役の兄弟力士一覧【2026年11月場所】

2026年11月場所の番付で、兄弟そろって名前が載っていることを確認できたのは、双子と三兄弟を含めて17組です。

兄弟そろって現役の17組

表は、番付の上の力士がいる組から順に並んでいます。

※スマートフォンでは、表を横にスクロールできます

部屋 兄弟の力士と番付(2026年11月場所) 間柄
伊勢ノ海 藤ノ川(ふじのかわ)東関脇
碇潟(いかりがた)西幕下二枚目
兄と弟
佐渡ヶ嶽 琴勝峰(ことしょうほう)東前頭六枚目
琴栄峰(ことえいほう)西前頭六枚目
兄と弟
荒汐 若元春(わかもとはる)東前頭七枚目
若隆景(わかたかかげ)西十両五枚目
兄と弟(大波三兄弟の次男・三男)
高砂 朝紅龍(あさこうりゅう)西前頭九枚目
朝翠龍(あさすいりゅう)西前頭十三枚目
兄と弟
大嶽 納谷(なや)東三段目筆頭
王鵬(おうほう)西前頭十枚目
夢道鵬(むどうほう)西幕下四枚目
三兄弟(次男・三男・四男)
追手風 大喜翔(だいきしょう)西幕下六枚目
大皇翔(だいこうしょう)西幕下十六枚目
兄と弟
出羽海 清田(きよた)東幕下三十八枚目
清の花(きよのはな)東三段目二十四枚目
清の山(きよのやま)西三段目六十三枚目
三兄弟(清田が長男)
出羽海 翠桜(すいおう)西序二段三十一枚目
山藤(やまとう)東幕下四十八枚目
兄と弟
春日野 栃岐岳(とちぎだけ)東序二段四十二枚目
栃清龍(とちせいりゅう)西幕下五十六枚目
兄と弟
立浪 木竜皇(きりゅうこう)西三段目二枚目
春雷(しゅんらい)東三段目十八枚目
兄と弟(同時に入門)
二子山 小滝山(こたきやま)東三段目六十六枚目
相馬(そうま)東三段目三枚目
駿太(しゅんた)東三段目七十六枚目
三兄弟(駿太が末っ子)
木瀬 肥後ノ海(ひごのうみ)東三段目四枚目
肥後ノ丸(ひごのまる)西三段目十五枚目
泰我(たいが)東序二段三十六枚目
三兄弟(肥後ノ海が長男)
二所ノ関 御柱(おんばしら)東序二段十五枚目
麟虎(りんこ)西三段目十三枚目
双子(御柱が兄)
伊勢ノ海 達ノ海(だてのうみ)西三段目六十五枚目
達ノ森(だてのもり)西序二段七十三枚目
双子(達ノ海が兄)
音羽山 鶴峰(かくほう)西序二段五枚目
讃岐竜(さぬきりゅう)東序二段八十二枚目
瀬戸ノ竜(せとのりゅう)東序二段六十七枚目
三兄弟(長男・次男・三男)
朝日山
追手風
大國山(おおくにやま)西序ノ口八枚目
大國(おおくに)西序二段六十八枚目
双子(部屋は別々)
高田川 真庭山(まにわやま)東序二段八十一枚目
祥乃山(さちのやま)東序二段九十三枚目
兄と弟

参考:番付は日本相撲協会「力士プロフィール」(2026年11月場所初日時点)、兄弟の間柄は各部屋の公式サイトと報道

この17組のうち、16組は同じ部屋に兄弟がそろっています。部屋が分かれているのは、双子の大國山と大國の1組です。

兄弟そろって幕内

2026年11月場所で兄弟そろって幕内にいるのは、琴勝峰関・琴栄峰関と、朝紅龍関・朝翠龍関の2組です。

このうち佐渡ヶ嶽部屋の琴勝峰と琴栄峰は、兄弟で四股名に「峰」の字を分け合っています。弟は琴手計(ことてばかり)から改名していて、新十両の会見でその由来が明かされました。

また、高砂部屋の朝紅龍と朝翠龍は、弟の朝翠龍が2026年9月場所で新入幕を果たし、兄弟で幕内の土俵入りに並びました。

荒汐部屋の若元春関と若隆景関も、兄弟そろって関脇まで上がった組です。

三兄弟が現役の部屋

兄弟が2人ではなく、3人そろって番付に載っている部屋もあります。この17組のうち、三兄弟が現役の部屋は5つです。

■三兄弟が現役の部屋

  • 大嶽部屋:納谷(次男)、王鵬関(三男)、夢道鵬(四男)。祖父は大鵬、父は貴闘力(たかとうりき)
  • 木瀬部屋:肥後ノ海(長男)、肥後ノ丸、泰我(三男)
  • 出羽海部屋:清田(長男)、清の花、清の山
  • 音羽山部屋:鶴峰(長男)、讃岐竜(次男)、瀬戸ノ竜(三男)
  • 二子山部屋:小滝山・相馬の兄2人と、弟の駿太

参考:デイリー「大鵬の孫・納谷幸林が新弟子検査をパス」(2020年2月)

大嶽部屋の三兄弟には、もう一人兄がいます。長男の納谷幸男さんはプロレスラーの道に進み、土俵には次男から四男までの3人が上がっています。

双子の力士

17組のなかには、双子が3組います。二所ノ関部屋の御柱と麟虎、伊勢ノ海部屋の達ノ海と達ノ森、そして朝日山部屋の大國山と追手風部屋の大國です。

御柱と麟虎は長野県岡谷市の出身で、2022年3月場所に二人そろって初土俵を踏みました。達ノ海と達ノ森は、宮城水産高校の柔道部から伊勢ノ海部屋に入っています。

参考:信濃毎日新聞(2023年3月)/河北新報(2023年2月)

残る大國山と大國は、ともに東京都府中市の出身で、生年月日も同じです。

兄弟の一部が引退した組

兄弟のうち誰かが引退していたり、相撲とは別の道に進んでいたりする組もあります。

■兄弟の一部が引退した組

  • 一意(かずま)関(木瀬部屋):本名は川渕一意。兄の川渕一誠さんは錣山部屋の元幕下。弟の川渕一統さんはプロボクサー
  • 翔猿関(追手風部屋):兄の英乃海(ひでのうみ)は2026年3月場所限りで引退
  • 美ノ海関(木瀬部屋):弟の木崎海(きざきうみ)は首のけがで引退
  • 若元春・若隆景(荒汐部屋):長兄の若隆元(わかたかもと)は2026年5月に引退し、若者頭に
  • 丹治関(荒汐部屋):兄の大賀(たいが)は元幕下で、2025年3月場所限りで引退

なかでも一意の四股名には、兄の存在がかかわっています。本人はインタビューでこう話しています。

「当時は兄(元幕下・川渕一誠・錣山部屋所属)が『川渕』を使っていたので、ならば下の名前でいこうと思って『一意』にしました」

参考:スポーツナビ「新十両・一意関へ化粧まわし贈呈」(2026年1月)

一方、翔猿と英乃海は、兄の断髪式で兄弟最後の一番を取りました。

ちなみに、大波三兄弟が育った荒汐部屋は、稽古を窓越しに見学できる部屋です。見学のしかたや、三兄弟の部屋のことは、別の記事で詳しく紹介しています。

荒汐部屋の稽古見学は予約なし無料|時間・窓越しの決まりを元力士が解説
荒汐部屋の稽古見学は予約なし無料!時間・窓越しの決まりを元力士が解説荒汐部屋(東京・日本橋浜町)の朝稽古は、予約なし・無料で外から窓越しに見学できます。見学は朝7時30分から9時ごろ。当日の稽古の有無は公式カレンダーで確認。女性も見学可。4つのお願い、東京にいない時期、浜町駅からの道順を元力士が解説します。...

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弟が兄より番付が上の兄弟もいる

兄弟が同じ部屋にいても、番付は前の場所の成績などをもとに、一人ずつ決まります。そのため、弟のほうが先に番付を上げている組もあります。

山藤と翠桜

出羽海部屋の山藤と翠桜は、岐阜県関市出身の兄弟です。兄の翠桜が2017年3月場所、弟の山藤が2022年3月場所に初土俵を踏みました。

もともとは二人とも本名の「山藤」で土俵に上がり、兄はのちに翠桜と改めています。巡業の会場で撮られた兄弟の写真が、協会の公式Xに残っています。

ただ、入門は兄が5年早いのに、幕下に先に上がったのは弟の山藤でした。

番付の上下と兄弟の上下は別

山藤と翠桜のほかにも、弟が兄より上の番付にいる組があります。2026年11月場所の番付で見ると、次のとおりです。

■弟が兄より上の番付にいる組

〇2026年11月場所の番付

  • 大嶽部屋:三男の王鵬が幕内、次男の納谷は三段目
  • 春日野部屋:弟の栃清龍が幕下、兄の栃岐岳は序二段
  • 出羽海部屋:弟の山藤が幕下、兄の翠桜は序二段
  • 二所ノ関部屋:双子の弟の麟虎が三段目、兄の御柱は序二段
  • 音羽山部屋:三男の瀬戸ノ竜が、次男の讃岐竜より上(どちらも序二段)

大嶽部屋の三兄弟は、入門の順まで兄弟の順と入れ替わっています。三男の王鵬が2018年1月場所、四男の夢道鵬が2019年11月場所に初土俵を踏み、次男の納谷はそのあとの2020年3月場所でした。入門の早いほうが兄弟子なので、部屋の中では、兄の納谷が弟たちの弟弟子にあたります。

反対に、追手風部屋の大喜翔と大皇翔は、場所ごとに上下が入れ替わっています。2026年5月場所は弟の大皇翔が上でしたが、11月場所では兄の大喜翔が上に戻りました。

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

番付表が出る日は、自分の名前を探す前に、つい周りの名前の位置も見ちゃうんだよね。

兄弟だったら、相手の名前のほうが先に目に入りそうだなぁ。

兄弟力士は本場所で対戦するのか

兄弟は本割では対戦しませんが、引退相撲などの番外取組で顔を合わせることはあります。2022年10月には、蒼国来(そうこくらい)の引退・荒汐襲名披露大相撲で、若隆景と若元春の番外取組が組まれました。

荒汐部屋の兄弟が、師匠の引退相撲の土俵で胸を合わせた一番です。本場所では見られない顔合わせなので、仕切りで二人が向き合う場面から見てみてください。

相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

兄弟で土俵に上がって向かい合うって、なんだか不思議な感じがします。

家ではきょうだいなのに、土俵の上では相手なんですね。どっちを応援すればいいのか、迷っちゃいそうです♪

では、なぜ本場所では兄弟の一番が組まれないのでしょうか。

本割では当たらない

本割では、同じ部屋の力士どうしは対戦しません。1965年1月場所から続く「部屋別総当たり制」という決まりです。兄弟が同じ部屋にいれば、その時点で本割では当たらないことになります。

さらに、部屋が別々でも同じです。4親等以内の力士どうしは本割の取組を組まないと決められていて、兄弟だけでなく、いとこも対象になります。

参考:日本相撲協会「大相撲クイズ」No.674

そのため、別々の部屋にいる双子の大國山と大國も、本割で顔を合わせることはありません。

優勝決定戦では当たる

ただし、例外があります。本割を終えて同じ成績で並び、優勝決定戦になったときは、同じ部屋の力士でも、兄弟でも対戦します。

その例が、1995年11月場所の若乃花と貴乃花です。兄弟そろって12勝3敗で並び、史上初めて兄弟による優勝決定戦が組まれました。勝ったのは兄の若乃花でした。

参考:『相撲大事典』第4版「部屋別総当たり制」p.244/nippon.com

本場所で兄弟の一番を見られるのは、決定戦にもつれ込んだときに限られます。

AI横綱くん
AI横綱くん

兄弟が本場所で向き合うには、二人そろって同じ星で千秋楽を終えるしかない。

そこまで勝ち残ることが、もう一つの勝負だな。

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歴代の有名な兄弟力士

兄弟力士は、いまに始まったものではありません。昭和から令和にかけても、兄弟でそろって土俵をにぎわせた力士がいます。

※スマートフォンでは、表を横にスクロールできます

兄弟 間柄・最高位 ひとこと
若乃花(3代)・貴乃花 兄弟。ともに横綱 1988年3月場所に兄弟そろって初土俵。1995年11月場所に兄弟で優勝決定戦
初代若乃花・貴ノ花 年の離れた兄弟。横綱・大関 1975年3月場所、弟の初優勝で兄が優勝旗を手渡した
鶴嶺山(かくれいざん)・逆鉾(さかほこ)・寺尾(てらお) 井筒三兄弟。十両・関脇・関脇 三兄弟がそろって関取に。父は元関脇の鶴ケ嶺
若隆元・若元春・若隆景 大波三兄弟。幕下・関脇・関脇 四股名は毛利元就の三人の息子から
貴公俊(たかよしとし)・貴源治(たかげんじ) 双子。ともに十両以上 2018年に史上初の双子の関取に
千代丸・千代鳳(ちよおおとり) 兄弟。幕内・小結 兄は2026年3月場所限りで引退し若者頭、弟は錦島親方
英乃海・翔猿 兄弟。幕内・小結 兄の断髪式で兄弟最後の一番

参考:時事「鎮魂譜 初代若乃花」/中日スポーツ(2023年12月)

このうち初代若乃花は、弟の入門を許すとき「兄弟の縁を切る」ことを条件にしたといいます。その弟が大関になって初優勝した場所で、師匠になっていた兄が優勝旗を手渡しました。

そして若乃花と貴乃花は、1988年3月場所に兄弟そろって初土俵を踏んでいます。二人も一緒に入門した、同期生の兄弟でした。

若貴の兄弟が土俵に上がった時代の流れは、相撲の歴史年表の記事で振り返っています。

相撲の歴史年表|起源から若貴ブーム・令和の横綱まで元力士が解説
相撲の歴史年表!起源から若貴ブーム・令和の横綱まで元力士が解説相撲の歴史を、古事記・日本書紀の神話から令和の大の里・豊昇龍まで年表で整理しました。相撲はいつから始まったのか、双葉山・栃若・柏鵬・若貴と続いた相撲ブームの流れを、若貴に憧れて入門した元力士が解説します。...
相撲観戦大好き さくら
相撲観戦大好き さくら

弟の優勝に、兄が優勝旗を手渡すなんてドラマみたいです。

現役の兄弟の中から、また兄弟で横綱になる人が出たら…って想像しちゃいますね♪

元力士が部屋で見た兄弟力士

ここからは、この記事で紹介した兄弟とは別の、僕が現役だったころに同じ部屋にいた兄弟の話です。二人は、僕の弟弟子でした。

一緒に入門したから同期のはずが

二人は兄弟そろって入門してきたので、同期生です。

というのも、相撲部屋の兄弟子は入門の順で決まるからです。自分より一分一秒でも早く入門した人が兄弟子なので、同時に入った二人のあいだに、兄弟子と弟弟子の上下はありません。

参考:『相撲大事典』第4版「兄弟子」p.13

ところが部屋のみんなは、なんとなく兄のほうを上として扱っていました。はっきり出るのが、雑用を頼むときです。二人がそろっていると、頼む相手はつい弟のほうになってしまうんです。番付も、兄のほうが上でした。

困ったことといえば、呼び方くらいでした。部屋の中では四股名ではなく本名で呼び合っていたので、兄弟だと苗字が同じになってしまいます。

そこで自然と、兄は部屋のみんなから「お兄ちゃん」と呼ばれるようになりました。弟のほうは、あだ名で呼ばれていました。

相撲部屋の上下が番付と入門の順の2つで決まることは、まわしの締め方を書いた記事でも触れています。

相撲のまわしは誰が締める?色・トイレ・洗わないの疑問を元力士が解説
相撲のまわしは誰が締める?色・トイレ・洗わないの疑問を元力士が解説相撲のまわしは、番付も入門も自分より下の力士に手伝ってもらって締めるのが基本です。元力士が、締め方の流れと稽古まわし・締め込みの色の決まり、洗わない・トイレ・臭いの実際、取組中の「まわし待った」や前袋をつかむと反則になる決まりまで解説します。...

兄弟でも稽古は組む

もちろん稽古では、二人は兄弟どうしでも三番稽古をしていましたし、申し合いにも一緒に入っていました。

僕はその稽古を見ながら、もし自分が兄弟と稽古をすることになったら、と想像したことがあります。

元力士が兄弟の稽古を見て思ったこと

肉親が相手だと、やりにくくないのかな、と思っていました。つい手加減してしまったり、本気で当たれなかったりしそうな気がしたからです。

「仲が悪くならないのかな」

そんな心配までしていましたが、二人は仲が良かったんですよね。

一度だけ弟が兄を抜いた場所

僕が部屋にいるあいだに、弟の番付が兄を上回ったことが一度だけありました。

そのときの弟は、とても誇らしげで、うれしそうにしていました。山藤や栃清龍のように、2026年11月場所の番付にも弟が兄を追い越している組がありますが、僕がいた部屋の兄弟で見たのは、あの一度きりです。

管理人の後輩 元力士 まさる
管理人の後輩 元力士 まさる

抜かれる側の兄の気持ちも、抜いた弟の気持ちも、どっちも分かる気がするなぁ。

同じ部屋で毎日一緒にいるから、番付表のほんの少しの差が、すごく近くに感じるんだよね。

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兄弟力士に関するよくある質問

Q1. 兄弟力士は本場所で対戦しますか?

A. 本割では対戦しません。同じ部屋の力士どうしは本割で当たらず、部屋が別々でも4親等以内の力士どうしは取組が組まれないためです。ただし、同じ成績で並んで優勝決定戦になったときは、兄弟でも対戦します。1995年11月場所の若乃花と貴乃花がその例です。

Q2. 双子の力士はいますか?

A. います。2026年11月場所の番付には、御柱と麟虎、達ノ海と達ノ森、大國山と大國の3組の双子が載っています。2018年には、貴公俊と貴源治が史上初の双子の関取になりました。

Q3. 兄弟で横綱になったのは誰ですか?

A. 若乃花(3代)と貴乃花の兄弟です。二人は1988年3月場所に兄弟そろって初土俵を踏み、ともに横綱まで上がりました。

Q4. 兄弟は同じ部屋に入るのですか?

A. この記事で紹介した2026年11月場所の17組では、16組が同じ部屋にいます。一方で、双子の大國山(朝日山部屋)と大國(追手風部屋)のように、別々の部屋に所属している兄弟もいます。

Q5. 一緒に入門した兄弟はどちらが兄弟子ですか?

A. どちらも兄弟子ではなく、同期生になります。兄弟子は入門の順で決まり、自分より一分一秒でも早く入門した人を指すからです。僕がいた部屋の兄弟も、一緒に入門した同期でした。

まとめ

番付表で同じ部屋の名前を追っていくと、兄弟の名前が並んでいることがあります。兄が上のときもあれば、弟が追い越しているときもあり、番付だけを見ていると、二人が兄弟だとは気づかないかもしれません。

僕がいた部屋の兄弟は、同期なのに、兄だけが「お兄ちゃん」と呼ばれていました。稽古場では兄弟どうしで胸を合わせていて、それでも二人の仲は良いままでした。

本場所の取組結果を見るときは、この一覧と見比べて、兄弟がそろって勝った日を探してみてください。

AI横綱くん
AI横綱くん

兄も弟も、土俵に上がれば一人の力士だ。

先を行く者がいれば、追う者がいる。兄弟なら、なおさらだな。

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しんざぶろう
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